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【プロフィール】“SHOLLWORKS”とSHOLL(しょる)について

※当サイトのリンクの中には広告が含まれます。

SHOLL(しょる)は1987年2月20日生まれ、山梨県甲府市出身のファッションブロガー。

国内の大手アパレル企業にてデザイナーを経験し、その後、グループで売上数兆円規模のラグジュアリー・コングロマリットにてデザイナーとして勤務。

マーケティング/ブランディングの価値を感じ、現在は“SHOLLWORKS”の運営や、ファッション領域を中心とす企業のWEBマーケティング支援、ブランドコンサルティングも行っている。

皆様はじめまして。しょると申します。

当ページにお越しいただき、ありがとうございます。

突然ですが、ファッションとは何でしょう?

「なくてはならないもの?」

「単なる自己満足?」

「“モテる”ためのツール?」

答えはさまざまだと思います。

そして、私はファッションを服「装」、社会の中に生きる自己を装いによって認識する「自己表現および自己実現の手段」という解を得ています。

私たちは忙しい世界に生きていますが、等しく与えられた時間の中で各々が価値観を異にします。

服装や髪型、美容といった「見た目」に一日何時間も費やす人もいれば、1秒も向き合わない人もいます。

しかし、関わり方はさまざまではあっても、私達には必ず服という“纏うもの”が“纏わりつく”。

そして、「衣類」は必需品、「ファッション」は人間社会におけるスタイルを表していますが、衣類とファッションは切っても切り離せません。

私たちは、本能として周囲との同調と差異化を繰り返しながら、自己を表現する存在だからです。

人類は有史以来、衣類を活用して生存してきました。

そして、今日、私たちがファッションと否応なしに関わるのは、単なる生存戦略だけではありません。

ファッションとは自己表現の一環として身分や個性を表すもの。

「美」や「権威」の権化であり、歴史的な経緯や複雑な社会と深く結びついています。

人類を強制的に“社会の人”たらしめるパーツのひとつ。それがファッションという「見えざる見た目の世界」です。

私たちの社会は、生存戦略から社会承認、ひいては自己実現へとステージを進めています。

「人生の意味は?」

「幸せに生きたい」

「自分を(もっと)好きになりたい」

誰しも、このようなことを考えたことがあると思います。

私もあなたも、おそらく世界一の美しさではありません。

しかし、それでも人生の主役は自分自身です。

他人の人生に乗り換えることはできないからこそ、自分を好きになることの意味は大きいのだと思います。

あなた自身を、あなたの人生のストーリーの主役にする。

ファッションは自己承認のための一要素に過ぎませんが、全く無視できるものでもありません。

もし、自分をより好きになる可能性を秘めているのであれば、少しでも良いから「見た目の世界」の前で立ち止まってみませんか。

そんな考えを持った私が立ち上げた“SHOLLWORKS”は、今と未来を素敵に生きる人のためのフィールドです。

読者の皆様にファッションの楽しさや奥深さを伝えることにより、服装文化の紹介を通じたファッションリテラシーの向上と、ひいては自己実現に向かう貢献を目的に作成しました。

目次

SHOLL(しょる)について

ファッションブロガー/デザイナー/マーケター

私について、自己紹介させてください。

国内大手メーカーでのファッションデザイナーの経験があり、某コングロマリット傘下の有名ハイブランドのデザインチームに所属していました。

ファッションに興味のある層であれば、誰もが知るブランドです。

そして、現在は帰国し、国内の企業に対してファッション領域を中心に、マーケティングやブランディングの支援をさせていただいております。

そんな私がファッションに興味を持ったのは、大学生になってからでした。

絵や工作が小さい頃から得意だったものの、同業者の中では極めて遅い方でした。

しかも「最初からおしゃれだった」とかいうオチはありません。それまで、自分で服を買ったことすらありませんでした。

服に興味を持ち始めたきっかけ

大学時代に上京して、暫くは親に買ってもらった服を何も考えずに着合わせて大学に通う毎日でした。

やがて、そんな私に向かって放たれた、「いつも同じ服装だよね。少しはおしゃれしたら?」という知人からの皮肉めいた一言が、ファッションの世界へと入る切欠を作ってくれました。

私はそれまでの18年間、夢や特別に情熱的になれるものがありませんでした。

小学校2年生の時「将来の夢」について発表があった際、クラスでただ一人「まだ決まっていない」と発言したことを覚えています。

流行りに目もくれず、ただただ真っ白な「じゆうちょう」に絵を描くことや、プラモデル工作などが好きでした。しかし、それらを仕事にする勇気を持てず、ただ何となく中、高、大と通っていました。

「いつも服が同じだよね」と言われた際はショックを受けましたが、確かに身だしなみに全く使っていなかった私は、お世辞にも「カッコよくはなかった」と思います。

目の前に明確な改善点が与えられたとき、それが初めて本当に夢中になれるものとなりました。

その日からは、放課後や週末、ときには授業の合間にも都内の街へ行っては“勉強”を繰り返していました。

極めて無謀で無計画だったと思いますが、当時の私は「絵が得意だから、きっと凄くおしゃれになる」などと自信に満ち溢れていました。

アルバイトをしては服を買い、試行錯誤を繰り返す。文字通り、すべてがファッションを中心に回っていた生活でした。

そして、自分が絵が得意で器用であることを顧みたとき、「生み出したい」と思うようになったのは自然な心境だったのかもしれません。

「自分にはこの道しかない」という自覚と覚悟が自分を突き動かし、走り出せたのだと思います。

途中で躓くこともありましたが、ひょんなことからこの世界で生きられるようになり、好きを仕事にできたのだと思います。

日本ブランドの課題|作るだけではない「売り方」

最初は国内のデザイナーズブランドにて勤め、その後、某ラグジュアリーコングロマリットのブランドに勤務しました。

そして、キャリアを通じて気付かされたことが、日本のブランドと世界的なブランドとの間には「マーケティング」でした。

私はさまざまな日本国内の地場産業など、多くのステークホルダーと仕事をさせていただきました。

そして、日本の服作りにおける技術やこだわりは決して負けていないどころか、未だに世界一と言って良いと思います。

しかし、世界的な知名度を誇るブランドとの間で“最も差があった部分”は「売り方」でした。

日本はとにかく“良いモノを作れば分かってもらえる”というマインドが強すぎて、職人目線から“どうやって売るか”という意識が強すぎると思います。

確かに、本当に良いモノでなくては長期的に残らないかもしれません。

しかし、良いモノを作っても、売り方が上手くないブランドやファクトリーはこれからの時代、土俵にすら立てずに消滅します。

これは、私のキャリアにおいて、何度も何度も目の当たりにした光景です。

だからこそ、私は自分のメディアを持つことで「日本のファッション」を応援したい。

もっと「日本」を宣伝する役割を担い、ブランディングの一助になりたい。そう考えるようになりました。

職人としてのレベルは高くとも、社内にブランドディレクターやマーケッターと呼べる人材がいない企業は日本に沢山あります。

私が国内外で経験してきたことから、大手アパレルメーカーの中でも十分ではない部分も多いと感じています。

だからこそ、私はそういった日本のブランド、スタートアップや老舗に関わらず支援がしたい。

もちろん、さまざまな国やブランドにあこがれを持つ人に対して、私が良いと思うブランドに関しては、色々な国のものを紹介します。

しかし、本質的にはもっと日本の良いブランドを知ってほしい。

そのような思いでSHOLLWORKSのコンテンツを増やし、多くの方に届けていきたいと思っています。

“SHOLLWORKS”が掲げる、7つのテーマ

SHOLLWORKSは、私自身の経験と価値観を交えた7つの方針を基に発信します。

高い=良い/安い=悪いではない

私は、高い服も安い服も、素晴らしい仕事をしている服が好きです。

「高級品」と「高額品」は大きな意味の違いがあると思いますし、「安い物」と「悪い物」も意味が違います。

ビジネスである以上、安ければ素材や作りに限界はあります。ダメな服や靴は100円でも「高い」ですが、その理由が明確なモノには、値段以上の価値があるのではないでしょうか。

私は、さまざまな価格帯の服を紹介します。

ユーザーの経済力や価値観によってベストチョイスは違う。

だからこそ、知識を有する者の責務として、有益な情報を提供したいと思います。

「ひとはなぜ服を着るのか」 鷲田清一 著 (ちくま文庫)
created by Rinker

服の「差」を考察し、理由や背景に迫る

上述の通り、「良い服」は値段に関わらず尊重されるべきです。同時に、値段の理由を知ることもファッションの真に迫る過程です。

比較要素は多様に存在します。素材、パターン、縫製、意匠性、メーカーの状況。それらを少しずつ深堀りして、読者の「なぜ?」に応えるコンテンツ作りができればと思います。

そして、「差」の理由はプロダクトの「裏」にも潜みます。ときには歴史的背景や国・地域、そして社会全体の枠なども交えて紹介させていただきます。

マーケティング/ブランディングの価値を再考する

私は日本が「マーケティング/ブランディングが苦手な国」だと思っています。

産業全体にメーカー主体の終身雇用モデルを敷いていた、この国の経済的絶頂期において、私たちは製品品質に注力しすぎ、比してマーケティング/ブランディングなど“見えないもの”への投資は疎かにされました。

結果として、今、私たちは“売る力”の不足に喘いでいます。経済成長とセットとなっていた終身雇用モデルに根差した経営は困難となり、結果として製品品質の維持すらも難しくなるという「ツケ」を払わされています。

「ブランド=楽して儲ける(と誤解されている)」ことを、一概に悪とする風潮はやめるべきです。

私はブランディングが下手であるが故に、すばらしい技術を持った職人や産業自体が潰えることこそが悪だと考えます。

そして、彼らの「良い仕事」は決して楽なものではないからこそ、適切な宣伝に乗せて伝えるべきと思います。

「隠れた良いアイテム」の紹介

一方、品質的なパフォーマンスもまた、消費者視点で重要です。

上記の通り、「ブランド物」を持つことを悪とはしません。デザイナーズブランドの分かりやすいブランド感も、ときに大きな武器になり得ます。

しかし、過度にビジネスを追求した現在の有名ブランドの多くは本来の使命を忘れ、過度の品質の低下を引き起こしています。

私は確かに、専門的な技術をリスペクトしています。

品質もまた、デザインの一部であることは間違いありません。有名ブランドよりも「良いアイテム」を作るブランドの紹介を通じ、メディアとして魅力や価値のマーケティングに努めたいと思います。

「スーツの神話」 中野香織 著(文春新書)
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デザイナーズブランドは、デザイン物を

全てのブランドは、世界観を構築するためのアイデンティティーを保有します。

固有のデザイン物は、最も消費者に分かりやすくアイデンティティーを届けるもの。だからこそ、私はそのブランドにしかないデザインを尊重します。

そのアイテムを選ぶ理由を示し、読者の心に響くコンテンツを提供できればと考えます。

台頭する諸地域や、洋装の蓄積ある欧州や米国から何を得られるのか

「洋」服と、言にする人は減りました。それは、すでに「洋」だけのものではないからです。

一方、相対的に力を失い続ける私たちの国は、服装文化において今後、どう学び、どう生存戦略を図るべきか。

洋装文化の発祥としての欧州や米国、新興国を鑑みることは、今後における日本のファッションを知る上で重要と考えます。

「英国王室御用達」-知られざるロイヤルワラントの世界- 長谷川 喜美 著(平凡社新書)
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日本の背景から、何を生み出せるか

私は「日本型のファッション」を、もっともっと推進したい。

この国の未来と産業にどう関わり、文化的魅力度の向上へ貢献できるかを考察していきたい。

価値観のパラダイムシフト、足らないことからの発生、そして驕りの中に潜んでいた不得意分野の克服こそ、未来をより強くする可能性だと考えます。

終わりに|あなたの人生を豊かにする“知識のセレクトショップ”として

今回は僭越ながら私自身、そしてSHOLLWORKSでの発信する価値観について、お話しさせていただきました。

私たちは今、誰もが一瞬の判断が求められ、ぱっと見の重要さが増している世の中で生きています。

知識や背景を交えた上で、あなたが少しでも自分の人生を楽しく生きるための魅力的なコンテンツをお届けできればと考えています。

SHOLLWORKSは、知識のセレクトショップとして日本のファッションに貢献したい。

自分が得た知識や経験を惜しみなくお伝えするつもりです。

まずは、一人でも多くの方に

「このサイトにたどり着いて良かった!」

と、思っていただければ幸いです。

これからどうぞ宜しくお願いします。

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