株式会社エアークローゼットは、東北大学の瀧教授と共同で「Fashion Wellness Project(ファッションウェルネスプロジェクト)」を立ち上げ、ファッション体験が心の健康や生活の満足度に及ぼす影響を科学的に調査しました。
このプロジェクトにより、ファッションの力が、自己肯定感や幸福感の向上に寄与することが明らかになりました。
「Fashion Wellness Project」の調査内容について
調査の背景・前提条件
エアークローゼットは、ファッションが外見だけでなく内面にもポジティブな影響を与えると感じてきました。
そこで、この「気分を上げる」効果が実証されるべきと考え、東北大学の瀧教授を監修に迎え、2020年10月から2024年9月にかけて「Fashion Wellness Project」を実施しました。
調査方法
月額会員および無料会員の計6,513名を対象とし、そのうち2回目までの全アンケート回答を完了した410名のデータを基に実施。
調査方法はWebアンケートで、ファッション体験が個々の心の健康や生活の充実度に与える影響を心理学的に分析。
調査結果のサマリー
「Fashion Wellness Project」により、ファッション体験には次のようなポジティブな効果があることが明らかになりました。
- 自己受容の向上:airClosetのサービスを利用することで、自身の体型や肌の色などを肯定的に受け入れる姿勢が強まりました。 これは、パーソナルスタイリングによって「自分らしさ」を活かせることが影響していると考えられます。
- 幸福感と生活満足度の向上:利用者は、ファッション体験を通じて「自分が感じる幸福感」や「生活の満足度」が高まると感じています。
- 自分に対するポジティブな評価:ファッション体験が「自分らしさ」を引き出し、自己評価の向上につながっていると報告されています。
一方で、周囲の人との関係性や社会的影響には明確な効果が見られませんでした。
これにより、ファッション体験は内面的な満足度や自己肯定感の向上に特に効果があると実証された、とのこと。
監修者プロフィール
瀧 靖之(たきやすゆき)
瀧 靖之(たきやすゆき)
東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター センター長
東北大学加齢医学研究所教授
医師・医学博士
東北大学加齢医学研究所及び東北メディカル・メガバンク機構で脳のMRI画像を用いたデータベースを作成し、脳の発達や加齢のメカニズムを明らかにする研究者として活躍。読影や解析をした脳MRIは、これまでにのべ約16万人に上る。「脳の発達と加齢に関する脳画像研究」「睡眠と海馬の関係に関する研究」「肥満と脳萎縮の関係に関する研究」など多くの論文を発表している。さらに『NHKスペシャル』を始めとしたメディア出演や、「生涯健康脳」(ソレイユ出版)などの出版による発信も多数行っている。また、誰でも長生きすることのできる現代では、疾患の予防と心の充足感(well-being)の両方が重要と捉え、日常生活の中で起こせる行動変容とその波及効果を研究している。
「Fashion Wellness Project」概要
『airCloset』と東北大学の産学連携共同プロジェクト「Fashion Wellness Project」
- 研究目的:ファッションが生活の質を向上させていることを科学的に実証する
- 調査対象:『airCloset』月額会員様および無料会員様※
- 調査期間:2020年10月~2024年9月
- 調査方法:Webによるアンケート調査
- 調査監修:東北大学・瀧靖之教授
- 特設ページ:https://content.air-closet.com/aircloset-fashion-wellness-project
※本調査の総協力者数は月額会員様3,053名、無料会員様3,460名の合計6,513名。うち、本調査の分析対象としたのは、2回目までの全アンケートにご回答いただいた、月額会員様291名、無料会員様119名の合計410名。
調査をした企業/団体の概要
株式会社エアークローゼットは、女性向けの月額制ファッションレンタルサービス「airCloset」を運営する企業です。
スタイリストが顧客に合うファッションを提案する「パーソナルスタイリング」を提供し、サステナブルなファッション体験を提供しています。
同社のサービスは、全国の女性に「新しい自分との出会い」を促し、ファッションを通じた生活の充実を支援しています。
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