プロがぶっちゃける、オーダースーツSADAの評判|特徴や実物レビュー、ダサいという意見に対して思うこと

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結論、SADAを検討すべき人や特徴
- なるべく安く、スーツにとって最も重要な「サイズ感が合っている」を手に入れたい人
- 生地は最安の「スタンダード」を選ぶべし!
- 最初は必ず店舗予約をすべき、「初回からオンライン注文」はオーダーの意味がない!
そんな疑問をお持ちの方はいないでしょうか。
実際、スーツ選びはブランドネームよりも「サイズ感」が最も重要です。
だからこそ、適切なオーダーによるサイズ感とディテールのチョイスで、スーツの中で最も避けるべき“ダサい”である「サイズ感が合ってない」は回避できます。
本記事では、プロのファッションデザイナーかつスーツマニアの筆者が、オーダースーツSADAの評判および実物レビューを通して、どんな人にオススメなのかを解説します。
リーズナブルな価格から仕立てられるだけに、どうしても「品質や仕立ては大丈夫なの?」という不安がつきまとうかもしれません。
オーダースーツSADAの場合、「KASHIYAMA」「花菱」などと比較検討される方が多いと思います。
実際にSADAで作ったスーツのレビューもしていますので、最後までよろしくお願いします!
\21,780円(税込)からスーツが作れる!/
オーダースーツSADAとは?特徴と魅力をファッションのプロが解説
オーダースーツSADAは、全国展開で知られるオーダースーツ専門店です。
都市部を中心に全国46店舗を構え、北は札幌から南は博多まで展開されています(店舗一覧はこちら)。
まずは、SADAの特徴や強みから見て行きましょう。
店舗採寸なのに「初回お試し21,780円(税込)~」というリーズナブルさ
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オーダースーツSADAの強みは何と言っても、
です。
オンライン完結型のオーダースーツであればこの価格を実現しているところもありますが、店舗採寸型でこのプライスはかなり安いと思います。
「ZOOM」や「自分で採寸」「着ているスーツを店舗へ送る」などで作成することも可能ですが、最初は店舗へ赴いて、採寸してもらった方が確実です。
(自分でやってミスったらオーダーの意味が無くなっちゃうので!)
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スタンダードな生地のスーツが27,280円からで、初回特典による5,500円引きを適用して21,780円(税抜19,800円)ということです。
上図の通り、5,500円引きの代わりにオプションも選べますし、こちらの方がお得だと思います(高級ボタン+裏地もですし、選択するものは「折り目安定」「股の補強」が良いですね!)。
初回21,780円~という低価格帯の理由
多くの方が驚かれるのが、オーダースーツが19,800円(税込み21,780円)~作れるという価格です。
一般的にオーダースーツといえば5万円以上するイメージが強いですが、SADAでは下記のような企業努力によって低価格を実現しているとのこと。
- 生産拠点の一括管理:自社工場や提携工場を活用し、素材から縫製まで一貫して行うことでコストを削減
- 大量仕入れによる原価圧縮:人気のある定番生地やパターンを大量に仕入れることで単価を抑える
- 店舗運営の効率化:主要都市を中心に店舗展開を行いつつ、オンライン注文も活用して販売コストを最適化
- あくまで初回限定:2回目からは27,280円(税込)~に(体型が変わらなければオンラインやZOOMも◎)
豊富な生地・デザインオプションが選べる
オーダースーツの魅力は、何といっても自分好みの表地や裏地、ボタンなどの副資材が選べる点。
オーダースーツSADAでは、ビジネスシーンからフォーマル、カジュアルに至るまで、さまざまな種類や価格帯から選べるラインナップを揃えています。
生地の選択肢
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入門的なウール50%:ポリエステル50%の生地から、高級感あふれるウール100%の生地まで選べます。
オリジナルの高コスパな生地から、「カノニコ」「ドーメル」「スキャバル」といったハイクラスな生地まで選べます。
廉価な生地がおすすめの人
- とにかく、まずはオーダースーツを作ってみたい人
- 外回りなどよく動いて消耗が激しい人
➡「一生モノ」としてはウール50%:ポリエステル50%のスーツはオススメできませんが、身体にフィットするスーツを2、3年で買い替えていくという人に◎。
私は今回、ウール70%、ポリエステル30%の真ん中くらいのものをチョイスしてみましたが、ウール50%、ポリエステル50%の生地がオススメです(詳細は後述にてレビューしています!)。
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襟型・ポケット・ボタンなどのデザインバリエーション
その他にも、
を選べたり、
も店員さんと話し、採寸しながら決めて行きます。
- 襟型の選択:ビジネス用のスタンダードなノッチドラペルやピークドラペル、ショールカラーも可能
- ボタンの数や素材:2つボタン、3つボタンや、ボタンの素材もプラスチック、ホーン(本水牛)、メタルなど選択可能
- 裏地のチョイス:裏地の色や素材も重要なポイント
オーダースーツ初心者の方ですと、この辺りをどうすれば良いか分からないですよね。
もちろん店員さんと話し合いながら決めてもOKですが、「SADAで頼むならこの仕様!」というのを後述にてお伝えします。
幅広い体型に対応するオーダーシステム
また、あなたの体型に合ったサイズ感を作れる点が、オーダースーツの醍醐味。
・・・というか、むしろデザインのバリエーションよりもこちらの方が遥かに重要です。
最高のスーツとは、ブランドネームでもなければ生地の光沢感でもなく、また奇抜で個性的な見た目でもありません。
カジュアルな服とは異なる、ジャストサイズで体型に合った着こなしが最重要だからこそ、未だにスーツだけオーダーできる「テーラー」が街のそこら中に存在しているのです。
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オーダースーツといっても千差万別ですが、SADAの場合は、
- マシンメイドだけれどフルオーダー
- 全身20か所以上を採寸した上で補正したパターン
- 機械に任せる部分によるコスパの追求
によって、極力価格を抑えたスーツながら体型に合った一着を作ってくれます。
正直、何百着とスーツを着てきた立場からすると、全く最強ではありません。
しかし、
というビスポークだと一着数十万円~しますし、
のスーツの場合、確かにSADAと同じくらいの価格帯で購入できますが、オンラインあるある&スーツで最も避けたい「サイズ感が合わない」になりがちです。
SADAの場合、上記の両方を回避する製造工程のようです。
ハンドメイドは諦めつつも体型に合ったオーダースーツを提供することで、オーダーにしてはキッパリと「安い!」を提供しつつ「自分のサイズが手に入る」絶妙な塩梅です。
スポーツ経験者や大柄体型の学生・社会人にも◎
私たち一人ひとりにおいても、体型や身体的特徴はさまざまだからこそ、一見「普通体型」に見える人でもスーツを着た際の“微妙な悩み”はつきものです。
どこまで既成のサイズ感を許容するかという点もありますが、特に「体育会系出身の方」「30代、40代になって体型が変わってしまった・・・という方」の場合、既成スーツはやめた方が良いと思います。
オーダースーツならば、
- 肩幅・胸回りをしっかり確保したパターン
- ウエストを絞りすぎず動きやすさを重視
- 袖丈やパンツ丈の微妙な長さ調整
ということが特徴&可能なため(しかもSADAは激安で作れる)、
といった方に、メチャクチャピッタリなスーツブランドです。
実際に作ってみて思ったのは、正直高い生地やオプションを付けるべきではないのですが、それでも低予算×ガッシリ体型など既成が合いにくい方には良いと思います。
補正サービスやフィッティングで個々の悩みに応える仕組み
採寸時にヒアリングを行い、体型的な特徴やスーツを着る際の悩みを把握したうえで補正を加えるのが、オーダースーツの大きな強みです。
特に姿勢や左右の肩の高さの違い、骨格の歪みなどを考慮して補正が入るため、既製服にはないフィット感が得られます。
パーソナルな着用感を重視した採寸プロセス
オーダースーツSADAでは、店舗ごとに担当スタッフが一人ひとり丁寧に対応してくれます。
体型の特徴だけでなく、着用シーンや好みのシルエット(タイト・レギュラー・ややゆとり重視など)をヒアリングし、最適なパターンを提案してくれます。
結果として、体にフィットしつつ動きやすいスーツが完成します。
納期は約1カ月という比較的短納期
オーダースーツSADAの場合、店舗申し込み~採寸~出来上がりまで、1カ月程度の時間を要します。
「KASHIYAMA」のように、最短1~2週間で完成とはいかないようですが、オーダースーツは半年や1年がザラなので、1カ月もかなり早い方だと思います。
納期の目安と忙しいビジネスパーソンでも利用しやすいスピード感
- 熟練スタッフと最新設備を組み合わせた効率的な生産体制
- デザインと採寸データを一元管理しているため、無駄のない製造プロセス
繁忙期や生地によっては若干前後しますが、急ぎの場合でも相談に応じて可能な限りスケジュールを調整してくれます。
ビジネスで忙しい方にとっては、短納期は大きなメリットだと思います。
量販店の既成スーツとの比較まとめ
項目 | オーダースーツSADA | 大手量販店 |
---|---|---|
価格帯 | 21,780円(税込)〜 | 2〜3万円前後が主流 |
サイズ・フィット感 | 個別採寸によるオーダー | 既製品中心の標準サイズ |
納期 | 1カ月程度(短期対応可) | 即日〜数日(調整は限定的) |
生地・デザインの選択肢 | 豊富なオプション | 定番アイテム中心 |
大手量販店の既成スーツは即日手に入れられるメリットがありますが、(既製服であるため)特にサイズ感に制限があります。
オーダースーツSADAは納期こそ自分の体に合わせて作れる上、豊富なオプションから最低限のアップチャージで良いスーツに魅せられる要素が満載。
ここまで安い採寸型のオーダースーツ店も珍しいので、最安で作ることも意味があります。
また、強いて言えばアップチャージを払う場合、どこが特にオススメかも後述で解説しますね。
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オーダースーツSADAのオーダー方法は?手順を追って紹介
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次に、実際にSADAへ来店予約をして、実際にどのようなステップでスーツが出来上がるのかを紹介します。
まずは来店予約をする
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まずは、公式HPに入り、トップページのちょっと下にある「店舗・ご予約」をクリック(タップ)してください。
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そのまま「お近くのSADAを予約」し、ご自身に最も近い店舗を選択しましょう。
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まずは「日時」「氏名」「メールアドレス」「電話番号」を入力し、送信をすればOKです。
ちなみに、採寸方法は下記のパターンがある
来店予約も合わせて、以下のいずれかの方法でも採寸を行えますが、どう考えても店舗採寸が良いです。
手間なことは確かですが、そうしないと「オーダースーツを作る意味がないので、既成スーツで良いじゃん」になります。
① 近くの店舗で採寸(おすすめ)
- 全国にあるSADAの実店舗で、スタッフが無料で採寸してくれます。
- 予約なしでも可能ですが、混雑を避けるため事前予約がおすすめ。
- 採寸データは保存され、次回以降ネット注文がスムーズに。
② 自己採寸(自宅で測る)
- 採寸用のガイドを見ながら、自分でサイズを測る方法。
- 手伝ってもらうにしても、ちょっと無理があると思います。「そんなことができたら苦労はしねえ!」
③ 既存のスーツを送る
- 今持っているスーツをSADAに送り、そのサイズを参考に仕立ててもらう方法。
- 意味ないと思います。「それじゃ既製服と同じじゃねえか!」
④オンライン面談(二回目以降)
- 採寸やデザイン選びに不安がある場合は、Zoomのオンライン相談が利用可能。
- プロのアドバイスを受けながら、自分に合ったスーツを選べる。
- 二回目以降に可能な手段で、体型が変わっていないのならアリ。
と、いうわけで、どう考えても最初は①一択です。
生地を選ぶ
店舗へ赴いたら、スタッフの方が対応してくれます。
まずは生地選びですが結論、
です。
理由の詳細は後述しますが、そもそもオーダースーツSADAの正解は
変にランクの高い生地にしても、仕立ての面で高級スーツにはならないため「激安で身体に合うスーツ」を確保すること
です。
正直、SADAのスーツはマシンメイド感ある仕立てなので、5、6万円出してオーダースーツを作るなら「KASHIYAMA」の方が向いています。
SADAの場合は生地代だけで6万円以上出さないとウール100%にならない&ボタンやディテールをアップチャージするとかなり高くなってしまうため、「2万円台で身体に合うスーツ」を目指しましょう。
デザインは以下を参考に選ぼう
生地を選定したら、どんなスーツを製作するかを決めます。
そして、オーダースーツを作る際にもう一つ重要な事柄として、
下手なディテールは付けるな!頼むから。
です。
とか、
とか、やりたくなる人がいるのは理解できるのですが、シェフでもないのに創作料理をするようなものです(ブランド側も売れるなら作りますし、オプションとして用意します)。
こういった、間違ったオプションやディテール選びが、新たな「オーダースーツSADA ダサい」というような検索需要を生んでしまいます。
繰り返しますが、オーダースーツで最も重要なことは身体に合ったサイズのスーツを作ることであって、需要のない“奇抜さ”はただの失敗作です。
・・・と、いうわけで、オーダースーツは興味があるけれど、センスに自信がない&スーツのディテールの選び方が分からない方を対象に、どのディテールを選べば良いかも合わせて解説します。
※以下の画像はオンラインで使用を決めて、店舗で採寸をしてもらうフローですが、店舗予約をして店頭で選ぶ際も全く同じです。
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まず、ジャケットの釦(ボタン)数ですが、基本的に
2ボタン・・・普通のスーツにしたい人
3釦段返り・・・イタリア式のディテールで、少し色気を感じさせたい人(後述の仕様も合わせましょう)
のどちらかで良いです。
ダブルは価格が+5,500円ですが、お腹が出ている方、エグゼクティブ感を出したい方、あるいは逆にスリムだけれど変わった雰囲気を楽しみたい人はアリです。
今回、私は最も基本的な「2ボタン」を選びました。
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次に襟の形ですが、これは「ノッチドラペル」でOKです。
特にビジネス使い、しかも営業職の方などはノッチドラペルが良いでしょう。
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腰ポケットは、「標準」で良いです。
ただし、2つボタンを選んだ方は「標準チェンジP(ポケット)」を選んでも構いません。
「斜めポケット」は細身に見せる視覚効果があると言われていますが「どうしてもしたい!」という方以外は標準で良いですよ(私は今回「斜め」でオーダーしてみましたが!)。
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ベントは「センターベント」か「サイドベンツ」にしておきましょう。
動く際に力の抜け道になってくれる(ちなみに、ベントはフランス語で「風」の意味です)ので、個人的にはビジネス使いなら「サイドベンツ」が良いと思います。
ノーベントはフォーマルな仕様で就活やビジネス向きではないので、どちらかのベント(ベンツ)は入れましょう。
私は「サイドベンツ」にしました。
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フロントカットは、
- 2つボタンを選んだなら「標準」か「セミカッタウェイ」
- 段返り3つボタンなら「標準」
が良いと思います。
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袖の釦(ボタン)は、
- 2つボタンを選んだなら「キッシング」
- 段返り3つボタンなら「重ね」
です。
私も2つボタンを選んだので「キッシング」の4釦です。
小柄な方や細い方は3つボタン、標準~であれば4つボタンを選ぶと良いですよ。
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裏地に関しては、
- 迷ったら「背抜き」
- オールシーズン使いなら「総裏」
- 春夏使用なら「背抜き」
が、オススメです。
裏地がデフォルト(ポリエステル)の場合、放熱性を重視して「背抜き」が良いと思います。
アップグレードしてキュプラ裏地にするなら「総裏」の方が良いですよ(詳細は下記記事もご参照ください)。
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パンツのタックですが、
- スタイリッシュに見せたい方は「ノータック」
- 2つボタンを選んだなら「インタック」
- 内勤の方、それ以外の方は「アウトタック」
にしましょう。
今回は「ノータック」をチョイス。
お腹周りが気になる方は「ツータック」をオススメします。
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パンツの脇ポケットですが、
- 基本は「斜め」
- お腹周りが気になる方などは「縦」
を、オススメします。
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裾口ですが、ビジネスなどでは基本「ダブル巾40mm」が良いと思います。
小柄な方は35mmもアリです。
ノータックを選んだ方、細身の方は「シングル」でも◎。
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ヒップポケットは、基本フタナシで良いと思います。
フタアリはスポーティーな印象で英国調のスーツなどに見られますが、スマホとか財布は(入れるべきじゃないけれど)入りません。
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SADAでオーダーする際に重要な釦。
ここは、デフォルトのものにするとかなり安っぽくなってしまいます。
スーツの色にも依りますが、ネイビーやチャコールグレーにする場合、写真のダークブラウンにしましょう。
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裏地選びも重要です。
ポイントは、
を心掛けてください。
実際、例外はありますし例外的にカッコいいスーツも存在しますが、スーツの基本法則は上記の選び方です。
つまり、「60紺」「131グレー」などを選べば間違いないです。
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「スペアパンツ」に関しては、特によく動く方、クールビズでジャケットを着ない期間が長い方などは、あっても良いと思います。
予算とも相談して決めると良いですよ。
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ステッチに関しては、「AMFステッチ(襟+ポケット+背中)」が良い・・・のは間違いないのですが、SADAでオーダーする場合はナシでOKです。
アメトラ系のスーツにしたい場合は「ミシンステッチ」もアリですが、初心者の内は避けておきましょう。
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ジャケットの袖ボタンが開くようにすることもできます。
これは、せっかくのオーダースーツなので開けても良いと思います。
ただし、予算的に厳しい場合は避けても良いくらいではあるので、必須ではありません。
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・・・というわけで、私が支払ったスーツの場合、上図くらいの価格になりました。
(ここから割引が適用され、ギリギリ4万円台で購入可能でした。)
先述で初心者にオススメした「スタンダード生地」の場合、ディテールの選び方にも依りますが21,780円~高くても3万円以内のプライスになると思います。
お疲れ様でした!
私は中級くらいの生地でオーダーしましたが、(後述の通り)SADAでスーツを作る場合は「スタンダード生地」で良いと思います!
約1カ月程度でスーツが出来上がる
スーツの採寸~注文から完成までの期間は通常約1ヶ月です(私の場合もそうでした)。
ただ、時期や注文内容によって変動する場合があるため、余裕をみてお願いしましょう。
受け取り方法
- 店舗での受け取り:
- スーツが完成すると、注文した店舗から連絡があります。
- 来店時には試着をお願いしており、サイズや仕上がりを確認できます。
- 試着のため、閉店30分前までの来店を推奨しています。
- 配送での受け取り:
- 来店が難しい場合、全国一律1,100円(税込)で自宅など指定の住所へ配送が可能です。
- 配送を希望する際は、注文時または完成連絡時に店舗スタッフへお伝えください。
の、どちらかを選べます。
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【ダサい?】実際にオーダースーツSADAで作成したスーツを紹介
私のSADAのスーツを紹介します。
実際に作ってみたレビュー&感想
シャドーストライプのネイビースーツで、価格は上述の通り、約5万円です。
ジャケットは標準的な2ボタンを採用。
ポケットを「斜め」に指定すると、このくらいの角度が付きます。
ブランドタグ&裏地。
標準的なポリエステル裏地ですが、表地と同素材なので馴染みは良い&耐久性は高いです。
パンツはポケット斜め使用。
標準的なスーツのパンツだと思います。
全体的に身体のフィット感はありますが、「正直、このクラスの生地で5万円は少し高めかも?」と感じました。
というのも、
- マシンメイドの仕立てが固め
- 縫製がそこそこ以上の生地に向かない
で、「良くも悪くもスタンダード生地で2万円台で作るなら◎」というのが正直な感想だからです。
もちろん、スーツにとって最も重要な体型に合わせたサイズ感によるメリットが上回るため、体型ががっしり/ぽっちゃりなど、既成が合いにくい人には良いサービスだと思います。
(私の場合は、ほとんどのパーツがA体まんまのサイズ感なので、メリットを感じにくいというのもあります。)
競合と比べると、5、6万円クラスでウール100%のそこそこ着心地が柔らかい×サイズを合わせられる「KASHIYAMA(下記記事も参照してください)」がちょっと異常かもしれません。
棲み分けを考えた場合、「SADAの美味しいゾーン」はウール50%:ポリエステル50%の「スタンダード生地」で、2万円台でオーダーすることだと思います。
オーダースーツSADAは「ダサい」?評判の真相とは?
オーダースーツSADAに関する口コミをチェックすると、時々「ダサい」「野暮ったい」といったネガティブな評価を目にすることがあります。
この理由はさまざまだと思いますが、少なくてもキチンとしたサイズ感&ディテールでスーツを作れば、そこまでダサくはなりません。
まず、採寸は絶対に店員さんに任せること
繰り返しますが、必ず最初は店舗予約をして採寸をしてもらうことです。
口酸っぱく言ってきましたが、スーツはサイズ感がほぼ全て。
ダサいのはブランドよりも遥かに「合っていないサイズ感」や「ヤバいディテールの採用」です。
そのためにも、最初から手持ちの既製服を送りつけたり、オンラインで完結させようとしないことです。それ、オーダーの意味ありません。
SADAでオーダーすべき「スーツの生地」選びのポイント
他のオーダースーツブランドと比較すると、オーダースーツSADAの“美味しいゾーン”は「スタンダード生地+割引」にあります。
一方、私がチョイスした中級生地だと、そこまでスタンダード生地とランクが変わらない割に価格のアップチャージが大きいと感じます。
「ドーメル」や「カノニコ」「スキャバル」といったブランド生地は確かに上質ですが、本毛芯採用や国内縫製にしても13万円~15万円~という価格にもかかわらずマシンメイドであるため、あまり美味しいスーツにはならないと思います。
ダサくならないための「ディテール選び」のポイント
また、紹介してきた通り、
これは結論、オーダースーツだからといって“変なこと”をしないことです。
「自分オリジナルと思って合わないボタンや色糸をオプションモリモリにして、コーデ力ある人に聞かずにオンライン注文・・・」となると、目も当てられなくなります。
自分の体型に合っているというだけで、十分オリジナルだという点を心得ていただければ幸いです。
結論、他のオーダースーツブランドと比べてどうか?
結論として、SADAで作ったスーツはそこまでダサくはありませんでした。
誰もが文句を付けられない高級スーツや、とてつもなく着心地が良いスーツとは言えませんが、
を作ることは可能で、2万円台で身体に合うスーツを作れる点は、既成サイズに困る方にとっては明確な強みです。
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一方、中級以上の生地を選ぶ場合、他の競合との比較になると、SADAのウール100%生地を提供するプライスゾーンが、やや高めであることがデメリットに感じます。
5万円~なら「KASHIYAMA」、10万円台にも「麻布テーラー」や「UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE’S」などの有名なオーダースーツチェーンがあります。
また、15万円~で標準的な体型の方であれば「リングヂャケット」のような、最高峰の既成スーツブランドも選択肢に入るでしょう。
つまり、オーダースーツSADAは・・・
- 「ベーシック生地」で身体に合ったサイズ感の、2万円台のスーツがおすすめ!
- 外回りが多くスーツに耐久性が欲しい方や、あまりスーツに予算を避けないビジネスマン
- 2、3年前後で買い替えつつ、身体に合ったスーツを求めている方
に、ピッタリのオーダースーツブランドです。
あなたの体型に合ったスーツが2万円台で手に入る。
これが私が感じた、競合とも比較したオーダースーツSADAでスーツを作るメリットだと思います。
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終わりに|オーダースーツSADAで、リーズナブルにオーダーを始めよう
SADAを実際に作ってみた結論
- 2万円台で身体に合ったスーツを作るなら大アリ
- 一方、5万円~クラスからは正直厳しいと思う
- ガッシリさんやぽっちゃりさんなど、既成スーツが合いにくい×リーズナブルな予算の人に◎
今回は以上です。
オーダースーツSADAは「初回21,780円(税込)〜」という圧倒的な低価格で、なおかつ店舗採寸を行ってくれるのが最大の魅力です。
スーツは何よりもサイズ感が命ですから、まずはオンライン完結ではなく店舗に足を運び、プロに採寸してもらうことが最低限の“ダサさ”を防ぐ近道といえます。
SADAにはウール×ポリエステル混紡の生地から高級ブランド生地まで幅広い選択肢がありますが、特におすすめは基本となるリーズナブルな生地。
いわゆる「消耗品」と割り切って2〜3年サイクルで買い替える方には最適で、「スーツにそこまで予算は掛けないけれど、サイズが合ってカッコいいと思われたい!」という方に◎です。
オーダーの醍醐味となるディテール選びでは、凝りすぎて奇抜にならないよう、まずはスーツ全体のバランスを最優先しましょう。
適切なフィット感を得られれば、価格以上の見栄えを実現できるはずです。
ぜひこの機会に一度店舗採寸を体験してみて、あなた史上最もカッコいいスーツを手に入れてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
\21,780円(税込)からスーツが作れる!/