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SHOLL(しょる)
皆さまこんにちは。“SHOLLWORKS”運営者のSHOLL(しょる)と申します。

1987年、山梨県甲府市生まれ。国内デザイナーズブランドを経て、ファッションコングロマリットのブランドでデザイナー職を経験。

現在は東京都在住、ブランディングとマーケティングを涵養させる活動も行っています。
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【2025春夏】リニューアルしたユニクロのEZYジーンズを購入レビューしてみた

※当サイトのリンクの中には広告が含まれます。

Image Photo by Uniqlo

こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。

本日は2025年春夏シーズンにリニューアルした、ユニクロの「EZYジーンズ」について。

EZYジーンズは、

楽なパンツが欲しいけど、部屋着っぽく見えるのは嫌・・・

ジーンズの見た目は好きだけど、硬くて重いのは苦手・・・

といった方にピッタリのジーンズ。

伸縮性が高く“ぐにんぐにん”伸びる&軽量で動きやすいデニム生地のパンツです。

しかし、メリットとデメリットもある商品なので、人を選ぶと思います。

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今回は、リニューアルされたEZYジーンズを実際に購入してみて、良い点と微妙だと思った点を紹介します。

ぜひ、購入検討の参考にしていただければ幸いです!

目次

リニューアルした「EZYジーンズ」とは? 2025年版の違いも解説

Image Photo by Uniqlo

ユニクロの「EZYジーンズ(イージージーンズ)」は元々、2017年にレディース向けに発売された商品。

発売当初は「ジーンズの見た目と、スウェットのような快適なはき心地」を両立させた商品として話題になりましたが。

今回、2025年にメンズ用が登場した格好です(ユニクロ公式的には「ユニセックス」となっています)。

新カラー&デニム映えする見た目にアップデート

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今回のEZYジーンズの違いとしては、

  • 新カラーの登場
  • 本格的なデニム感ある工夫

の2点が挙げられます。

新カラー「ベージュ(32カラー)」の登場

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定番のインディゴやブルー、黒に加えて、ベージュ(32カラー)が発売。

全身淡色コーデ(白のトップスなどと組み合わせる)はもちろん、ファッション初心者のメンズも取り入れやすい黒いトップス×ベージュのパンツという組み合わせも◎。

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テーパード×スリムシルエットなので、若年層が取り入れても野暮ったくならないですよ。

インディゴカラーもデニムらしさが進化

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ジーンズの定番カラーであるインディゴ(68カラー)は、染めを濃くして再登場。

表面もデニムのに用いられる太番手の糸がふっくらと打ち込まれている感が増して、より本物のジーンズらしい見た目になりました。

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今回、私が購入したのも68カラーのEZYジーンズです。

隠すところは上手く隠しつつ、結構「アリ」な一本でした。

「混ぜ」と「織り」の工夫による穿き心地

また、ジーンズは元々、インディゴカラーなどに染められている「経(たて)糸」と染められていない「緯(よこ)糸」の組み合わせによって生地が構成されていますが、基本的には綿糸同士を組み合わせています。

しかし、EZYジーンズの場合は異なる素材の糸を組み合わせることで、「見た目」と「柔らかさ」を両立しています。

具体的には、生地の表面に出る経糸はインディゴなどに染めるストレッチ糸を採用し、裏面になる緯糸にはテンセル混の糸を使用し、肌面をパイル状に織っています。

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また、裏面のパイル状は縦に伸びやすく工夫されていることで、さらに膝を曲げやすい工夫ぶり。

これら生地の工夫によって、本物のジーンズのような日常使いしやすい見た目と、スウェットのような柔らかな穿き心地を両立しています。

テーパードシルエットでスッキリした見た目

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そして、上述した足を曲げやすい生地の工夫により、テーパードのスッキリしたシルエットのデニムでも、とにかく軽く、動きやすい。

また、スリムシルエットと言っても、腿周りはそれなりにゆとりがあります。

オーバーシルエットのトップスを着ても極端なメリハリにはなりません。

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2025年に新登場したEZYジーンズは、「楽さ」はそのままに、「見た目の本格感」と「シルエットの美しさ」が格段にアップしていることが特徴です。

【本音レビュー】2025春夏EZYジーンズ、実際に購入してみた

68 BLUEを購入しました

・・・という売り文句はこの辺にしておくとして、実際に購入して穿いてみた感想をお伝えしようと思います。

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結論、かなり「アリ」だと思います。

どうしても本格的なデニムと比べるとオーセンティックさに欠ける部分はありますが、とてもユニクロらしく「役に立つ」商品だと思いました。

軽い!伸びる!柔らかい!

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まずは、何と言っても軽い伸びる

手に持ってもヘヴィオンスのジーンズのようなずっしり感はありませんし、チーズのように伸びます。

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我が家では私も妻も洗濯して干しますが、二人とも「軽いし乾きやすい」という感想です。

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個人的にはずっしりとしていて、生地面が“ゴロっと”しているジーンズも好きですが、昨今はどうしても、軽くて機能的、柔らかいパンツが求められる風潮はあると思います。

スウェットのような伸縮感と軽さ、ジーンズ的な表面を持ったパンツは、

デニムが穿きたい、見た目が好き!でも、重くて固いパンツを穿くシチュエーションじゃあないなあ・・・

という、よく膝を曲げたり座る場面で役立つと思います。

色落ちもあまりしないし、生地面も悪くない

そして、表面の「ジーンズらしさ」は、ジーンズを穿くに際して(ファッション好きであればあるほど)気になる部分です。

ここに関しては、ユニクロが「アップデートしたポイント」と強調しているだけあって、結構やるじゃんと思いました。

もちろん、「旧式シャトルで丁寧に織ったヴィンテージデニムです」といった本格感はないです。

しかし、それはユニクロに限らず、ほとんどのハイブランドのジーンズでも同様です。

どうしても、綿糸の紡績から織るスピードも全く異なる(旧式の方が圧倒的に遅いので、生産コストも高い)ため、ヴィンテージ感が価値になるジーンズの世界で“覇権を獲れる見た目のクオリティ”とはいきません。

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EZYジーンズのパッと見は、「A5ランクの特上霜降り和牛肉です」ではありませんが、「よく見ると人口肉なんだけど美味しいです」といった感じです(今、人口肉の技術凄いらしいですね)。

デニムマニアも唸るレベルではないですが、「全然及第点はクリアしているよ」とは言えると思います。

「ドローコード」と「ベルト」のどちらを使う?

また、(ここもユニクロらしい部分ですが)ウエストのドローコードと、外側にベルトループも兼ね備えています。

ウエストもゴムベルトで伸縮するため、

  • ドローコードを結ぶ
  • ベルトを締める

のどちらかをしないと、ずりずり下がってきそうな感覚はあります。

とはいえ、ウエスト部分だけ固い生地にするとサイズ展開の必要性や、見た目の違和感もあるため、仕方ない部分かもしれません。

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個人的には、どちらかと言えばベルトをした方が良いと思いました。

ドローコード、一見便利そうですが内側にあるのでトイレに行くときなどはちょっと邪魔に感じるかもしれません。

ロールアップするとちょっと“ダサい”

個人的に最も気になる点が、ロールアップした部分の見え方でした。

ここはどうしても、パイル状に編んだ緯糸が真っ白に現れてしまうため、見栄えしない部分です。

そして、ひざ下テーパード×全体的にストレッチ生地の組み合わせなので、裾を折り返すと裾先が伸縮してしまいシルエットが悪いです。

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ユニクロに和牛ステーキを求めるわけではないのですが、ロールアップも「デニムの文化」と考えると、どうしても犠牲になっている部分です。

機能的に近未来的な服としてはとても◎ですが、例えば「ダルチザンのジーンズとも張り合える!」とか、そういうことはないと思います。

洗濯も乾燥機NGな点に要注意

あとはどうしても素材の特性上、乾燥機はNGです。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、理由としては、

  • 縮みや型崩れが起こりやすくなる
  • 生地が傷みやすくなり、耐久性が低下する
  • ストレッチ素材(ポリウレタンなど)が含まれている場合、乾燥機の熱で劣化し、伸縮性が損なわれる

という点があります。

EZYジーンズは伸縮性が特徴の商品のため、伸びる能力がキモです。

乾燥機による急激な乾燥や熱によって生地を劣化させてしまうと、

膝が伸び切って戻らずぶよぶよになってしまった・・・

なんか裏のパイル生地がボロボロに・・・

といった感じに劣化してしまいます。

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ユニクロは機能性を追求する分、乾燥機を避けた方が良い商品も多いです(ヒートテックやエアリズムもやめた方が良いですよ)。

というより厳密には、大切に着たい服は全部乾燥機はやめた方が良いですけれども!

EZYジーンズを洗濯する際は、

  • 裏返して洗濯ネットに入れて洗濯
  • 脱水後は形を整えて自然乾燥(陰干し)

がおすすめですよ!

とはいえ、総合するとユニクロらしい機能性が「大アリ」

・・・という良い点や欠点もちゃんとありますが、総合すると、とてもユニクロらしさがアリだと思います。

「良いじゃん!」と唸ったポイント

異次元の軽さとストレッチ性

本当に軽くて、どこまでも伸びる感覚。

一日中穿いていてもストレスがありません。

アクティブな日も余裕

デスクワークで座りっぱなしでも、自転車に乗るときも、子どもと思いっきり遊ぶときも、どんな動きも妨げません。

まさに「自由になれる」ジーンズです。

見た目も及第点

確かに、本格的なカッチョいいデニムではないですが、以前のモデルより格段に「ちゃんとしたジーンズ」に見えます。

おしゃれに気を使う場面や、ちょっとしたお出かけにも◎です。

「うーん・・・まあ仕方ないよね」と感じたポイント

ロールアップ問題は健在

ストレッチ素材や構造上、どうしても裾を折り返したときの”こなれ感”が出しにくいです。

裏地の質感と裾のまとわりつき

裏側はストレッチ性を重視したパイル生地の半面、人によっては裾が足首にまとわりつく感覚があるかもしれません。

ヘヴィオンス×綿100デニムの肌離れ良い“ゴロっと感”か、スウェット感あるEZYジーンズかで好みは分かれそうです。

生地の“深み”

いくら進化したとはいえ、やはり本格的なセルビッジデニムなどと比較すると、生地の風合いや色落ちの奥行きは異なります。

これは価格帯やコンセプトを考えると仕方ない部分ですね。

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とはいえ、これらの気になる点を差し引いても、日常使いのパンツとしての完成度は非常に高いと感じました。

おかしくない見た目、軽さ、伸縮性など、機能性重視派なら買いだと思います。ちなみにこの記事を投稿後、私は黒も買います。

ちなみに|こんなシーンでEZYジーンズはおすすめ

この「楽さ」と「きちんと感」の絶妙なバランスを持つEZYジーンズが、特にオススメなシチュエーションとしては、

気負わない休日のお出かけ

  • カフェ巡り、ショッピング、友人との気楽な食事に。
  • コーデ例: エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ、スニーカーと合わせてリラックス感たっぷりに。

オフィスカジュアル・通勤(ジーンズOKの職場など)

  • 私服OKの職場なら、頼れる相棒に。清潔感をキープできます。
  • コーデ例: きれいめなシャツやポロシャツ、ジャケットを羽織り、革靴(ローファーなど)を合わせれば、スマートな印象に。

在宅ワーク・リモート会議

  • 家での作業もストレスフリー。急なオンライン会議でも上半身だけ着替えればOK・・・かも。
  • コーデ例: 上はシャツやブラウスで、下はEZYジーンズ。画面越しにはきちんとして見えます。

子育て中のパパ・ママ

  • かがんだり、走ったり、アクティブな動きが求められるシーンに最適。
  • コーデ例: パーカーや動きやすいトップスと合わせて。汚れても気軽に洗えるのが嬉しい!

旅行・ドライブ・帰省

  • 長時間の移動もノーストレス。シワになりにくいのもポイント。
  • コーデ例: 着回しやすいので、トップスを変えるだけでOK。荷物を減らせます。
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などなど。

コーデのコツは「どこで使うか」を意識すること。 カジュアルに見せたいならラフなトップスやスニーカー、きれいめに見せたいならシャツやジャケット、革靴を合わせるだけで、簡単に印象をコントロールできますよ。

今回は以上です。

進化した2025年春夏モデルのユニクロ「EZYジーンズ」は、

  • 従来の快適性はそのままに、見た目の本格感が大幅アップ!
  • 計算された美シルエットでスタイルアップ効果も期待できる!
  • オンオフ問わず、様々なシーンで活躍する着回し力!

と、まさに「楽」と「おしゃれ」を高次元で両立した、ユニクロっぽい現代人のライフスタイルに寄り添う一本です。

確かに、ロールアップのしにくさや本格デニムとの質感の違いなど、気になる点が全くないわけではありません。

しかし、その代わりの快適性使い勝手の良さ、そして進化したデザイン性は、一度体験する価値ありと思いました。

賛否に切り込んだ商品だからこそ、気に入りました。

「楽なだけじゃ物足りない」「ジーンズの窮屈さから解放されたい」と感じている方は、ぜひ一度、店頭で試着してみてください。

(少しでもお役に立てられたなら、SNSに拡散していただけると嬉しいです!)

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本当に良い、ブランドを。

SHOLLWORKSは、プロの目線からファッションに関する情報と価値観をお届けします。

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1987年生まれ。国内ブランドを経て、伊ラグジュアリーブランドのデザイナーとして4年間勤務。
現在はデザイナーの他、日本の服飾産業を振興するため、マーケティング支援も行っています。
素材の機能性からパターンまで精通し、シンプルかつ素敵な服装の普及に努めています。



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