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ユニクロ ユー【2024春夏】プロが選ぶ、UNIQLO Uのレディース&メンズおすすめ!

※当サイトのリンクの中には広告が含まれます。

こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。2024年3月8日(金)、ユニクロユー(UNIQLO U)の2024年春夏シーズンが発売されました。

今シーズンは、かなり工夫されたギミックがレディースを中心に見られるラインナップでした。ユニクロU特有の中間色でシックなカラーを中心に、ノスタルジックなウェアから少し攻めた独自性を演出しています。

こちらの記事では、ユニクロユー(UNIQLO U)メンズ&レディース新作を、プロのデザイナーである私しょると、

  • どんなアイテムがオススメか
  • どういったディティールが特徴か、普通のユニクロとどこが違うのか
  • どんなアイテムと合わせればよいか

の3点に絞って、お話させていただければと思います。

SHOLL
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(ファッションが好きな方には説明不要かと思いますが) ユニクロユー(UNIQLO U) とは一体どんなユニクロなのかについて解説した後、今シーズンの注目商品をご紹介します。

それでは早速、いきましょう!

目次

「 ユニクロユー(UNIQLO U) 」とは?通常のユニクロとの違いは??

クリストフ・ルメール率いるデザインチームによる特別ライン

ルメール 2022年春夏コレクション

Uniqlo Uとは、アーティスティックディレクターのクリストフ・ルメールが、上質なワードローブを追求するコレクション。シーズンを追うごとに、究極のデイリーウエアは進化し続けます。

 

パリ R&D センターについて

ユニクロの R&D センター(リサーチ&デベロップメントセンター)は、その地域のファッション動向やライフスタイル新素材の情報などを調査し、商品やコンセプト・デザインなどを研究開発する拠点です。東京・上海・ニューヨーク・ロサンゼルスとともに R&D センターのひとつであるパリは、Uniqlo U デザインチームの本拠地。名だたるファッションブランドで活躍してきた世界レベルのデザイナーや熟練したパターンメーカーなど各メンバーの専門技術を生かし、未来の LifeWear を創り出しています。

ユニクロ 公式HPより引用

ユニクロUは、クリストフ・ルメールが率いるデザインチームが手掛けた特別コレクション。2015年秋冬シーズンから始まり、当初は「UNIQLO&LEMAIRE」という名前でした。今回で9年目を迎えるコラボレーションです。

クリストフ・ルメールはパリ出身のデザイナーで、エルメスラコステといった超有名ブランドのデザイナーを歴任したことで知られます。現在は自身のブランド「ルメール」も担当しており、こちらもファッション好きには知られているブランドです。

ユニクロUはルメールが顔となり、普段使いが可能×少しだけ特別感あるユニクロです。

「ユニクロユー(UNIQLO U)」と通常のユニクロとの違い

Image Photo by Uniqlo

初心者の方に向けて(とても)ざっくりお話しさせていただくと、ユニクロUは通常のユニクロと比べ、

  • 全体的に上品でクラシックなテイストになっており、落ち着いている
  • 中間色(真ん中くらいの濃さの色)のアイテムが多め
  • さりげない「デザイン物」で、やや特別感あり

といった違いがあります。

ユニクロUの「特別感」は、“超都会的なバリバリした雰囲気”というよりも、あくまでナチュラルでタイムレス。

通常のユニクロとは違った雰囲気が、ファッションに重要な「他とは違う感覚」を体感できます。

ユニクロは、今もカジュアルが中心となっているメーカーです。しかし、私たちがカジュアルと思うものは、多くが「アメリカン」カジュアルのアイテムです。ジーンズ然り、チェックシャツ然り、アメリカンカジュアルを原点とするものです。

一方、ユニクロUのカジュアルは、“アメカジ”や通常のユニクロらしい雰囲気とは違ったヨーロッパテイストのカジュアル。ヨーロッパ的な色彩&クラシカルな感覚と、ユニクロ本来の日常使いできる「親しみやすさ」を掛け合わせている点が魅力のシリーズです。

パリ出身&パリの有名ブランドでキャリアを積んできたルメールらしい、特別ラインとも言えます。

ユニクロ ユー【2024春夏】プロが選ぶ、レディース&メンズのおすすめ!

SHOLL
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それでは、具体的に2024年春夏シーズンのユニクロUで、オススメのアイテムをピックアップしました。

今期のユニクロUは、これまで通りの中間色中心のシンプルなスタイルの中に、

  • バックサイドのディテールにこだわった商品
  • 印象的な締まる×少し変わったカラー
  • 腕周りのゆとりに工夫を注いだパターン

などが挙げられます。

特に、レディースの商品はバックサイドに特徴的なディテールやギミックが配され、シンプルな服たちが通常とは異なった様相を提案してくれています。

また、カラーリングも定番の色を展開しつつ濃色が目立ちます。青紫っぽい67 BLUE深い青の69 NAVYやや緑掛かった07 GRAY74 PURPLEなどがキャッチーなカラーとなっています。

ユーティリティフーデッドコート

Image Photo by Uniqlo

まずは、ユーティリティフーデッドコート。まるで「長バブアー」のような見た目ながら、ひらひらと舞えるような軽やかで密な生地で縫われたコートです。

今期はメンズ・レディース共にロング丈のコートが注目商品。ものすごく高級感があるというわけではありませんが、メタルボタンを採用していたり、工夫されたパターンを12,900円という価格に抑えているのは優秀と感じました。

Image Photo by Uniqlo

また、今シーズンのコートはフード、バックサイド、裾にそれぞれにドローコードが配されています。それぞれの部分を調節可能というコートは存在しますが、ユニクロ価格で提供している点が素晴らしいと思います。

結果として、Aラインコートコクーンシルエットのコートとして着用可能です。ウエスト部分を自然な範囲に絞ることも可能で、さまざまな体型や好みに合ってくれるコートです。

Vネックカーディガン(長袖)

Image Photo by Uniqlo

Vネックカーディガン(長袖)は、蒸し暑い季節にピッタリの一枚。

今期のキー素材にもなっている、コットンとリサイクルポリエステルを混紡したサラリとした生地感のニットです。やや硬さを感じることが特徴となっています。

Image Photo by Uniqlo

二の腕部分のゆとりあるパターンにも要注目。サラッとした生地感と相まって、(カーディガンにありがちな)袖が張り付いたりすることや、窮屈なシルエット自体が苦手な方にも着やすいニットです。

よく考えられて設計されたカーディガンだと思います。カラー展開も秀逸で、写真の74 PURPLEが素敵だと思います。その他、52 GREENのような中間色も、ユニクロUらしくて良いですね。

エアリズムコットンリラックスT(半袖)

Image Photo by Uniqlo

エアリズムコットンリラックスT(半袖)も、かなりの注目商品。今期は定番のTシャツに加えて、切り替えパターンによる独自の丸みを帯びたシルエットが登場しています。

今や、ユニクロを象徴する商品であるエアリズムコットンT。エアリズムに欠点はありますが、素敵なパターンのカットソーが1,990円で販売されているのは、シンプルに恐ろしいと思います。

普及しすぎて「ユニバレ」しがちなエアリズムコットンTの欠点を潰してくれる、今期のオススメ商品であることは間違いありません。

Image Photo by Uniqlo

今期のキーカラーである、青紫の67 BLUEもオススメです。

写真のように、ダボっとしたボトムスと合わせても上品に纏まります。あるいは、暗色だけれど、ひらひらとした柄物のロングスカートなども引き立ててくれるのではないでしょうか。

パラシュートブラウス(長袖)

Image Photo by Uniqlo

パラシュートブラウス(長袖)は今期の独創的な商品です。近年、薄手で密なコットン×ナイロン生地を「パラシュート○○」として採用しているユニクロUですが、今期はトップスに落とし込んで発売してきました。

絶妙なショート丈が、膨らむようなシルエットでも体型を太く見せません。

Image Photo by Uniqlo

また、フロントだけでなくバックサイドの首周りにもギャザーが寄っています。こちらも袖部分にゆとりがあって、カジュアルなシルエットかつ体型被覆力の高いトップスです。

綿の割合がやや多く、ナチュラルな“シワ感”は好みが分かれるところ。大抵の方は、シワ感のないパンツやスカートを合わせてバランスをとるのがセオリーになると思います。

Image Photo by Uniqlo

一方、パラシュートスカートも展開されており、ほぼ同素材&同色で展開されていることも見逃せません。

公式の写真では、セットアップで使いはされていません。しかし、個人的には上下を揃えた着方ができる方も素敵だと思います。

3WAY シアサッカーワンピース(半袖)

Image Photo by Uniqlo

続いては、3WAY シアサッカーワンピース(半袖)。よくある2WAYだけでは飽き足りず、ベルトの前後ろや結ばないという変化を無理なく楽しめるワンピースです。

シアサッカーとは、生地を構成する糸のねじれる方向を数本毎に変えて、生地表面に特有の凸凹を生ませている織り方のこと。凹凸があることで蒸し暑い季節にも身体に“ぺったり”とくっつきにくく、清涼感が得られやすいという特徴があります。

Image Photo by Uniqlo

個人的には、今期のトレンドに乗ったバックサイドでの結びが良いと思いました。

あるようでない、54 GREENも魅力的なカラーです。

ライトウェイトコート

Image Photo by Uniqlo

ライトウェイトコートはメンズ(ユニセックス)枠のロングコート。レディースのユーティリティフーデッドコートが綿100%のコートであることに対して、こちらはナイロン100%で作られたコートです。

どちらかと言うと、こちらのコートの方がレインコートとして最適です。元々の生地性質に加え、撥水加工を固着させることで効果が長持ちするそうです。

Image Photo by Uniqlo

パラシュートカーゴショーツなども67 BLUEのカラー展開があり、コートと特徴的なカラーでセットアップが可能です。カラーによってはユーティリティベストなどとも(ほぼ)セットアップ可能。

いずれにせよ、さまざまな服とコンバーチブルなコートであることも魅力です。

ニットTシャツ(半袖)/ニットポロシャツ(半袖)

Image Photo by Uniqlo

ニットTシャツ(半袖)ニットポロシャツ(半袖)は、いずれも蒸し暑い春夏をサラッと過ごせる半袖ニットです。今期のキーカラーのひとつ、69 NAVY(という名の濃いブルー)が目を惹く服たちです(私も購入しました)。

これら二枚は同じカラー展開かつ「ニット○○」というネーミングですが、実際の生地感は異なります。ニットTシャツ(半袖)は綿×ポリ混紡で、麻のようなザラっとした生地感です。

一方、ニットポロシャツ(半袖)はポリエステルとレーヨンの混紡で柔らかく、素肌の上から着るのにも向いています。

Image Photo by Uniqlo

ちなみに、Vネックカーディガン(長袖)は、ニットTシャツ(半袖)と同生地です。

どちらも定番のクルーネックT(半袖)エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(半袖)の上などに着るのにピッタリの服です。

オープンカラーシャツ(長袖)

Image Photo by Uniqlo

オープンカラーシャツ(長袖)は、春らしい羽織りに最適なミッドアウター。

薄地で細い糸によるのコットン100%生地で、オープンカラーシャツとしても第一ボタンを留めて着用することも可能です。

また、肩や袖ぐりのトリプルステッチや胸のスクエアポケットが、ワーク調のディテールを提供してくれます。

Image Photo by Uniqlo

袖にゆとりがあるパターンで、こちらもレイヤードしながら袖を通しやすい着心地。私も今シーズン、08 DARK GRAYを購入しました。

ただし、アイロン掛けは必須です。乾燥機とはあまり相性が良くないので、ドラム式洗濯乾燥機で選択する際は要注意です。

ワイドフィットパラシュートカーゴパンツ

Image Photo by Uniqlo

ワイドフィットパラシュートカーゴパンツは、昨秋冬から継続して販売されているパンツ。本格的なディテールをリスペクトしつつ、ユニクロUらしい日常的なエッセンスが加えられているパンツです。

細やかなコットン×ナイロン生地や、膝裏の切り替などのディテールによって“らしさ”を提供しています。それでいてウエストのタックなどのワンポイントによって、軽い空気を纏いながら印象的に動くボトムスに仕上がっています。

今期は67 BLUEという青紫カラーで、写真のような69 NAVYとの“ブルーコーデ”が可能。ダークグレーや黒といったカラーとも相性が良いですし、先述のライトウェイトコートと色を揃えるのもカッコいいと思います。

終わりに|ユニクロユー(UNIQLO U)2024春夏シーズンはレディースが◎

今回は以上です。

ユニクロUは毎シーズン、少しずつ差を作りつつもすっかり定番化しています。

個人的に、今シーズンはレディースが非常に良かったと思います。ここ数年で一番良かったかもしれません。

ユニクロUはベーシックな服を展開しつつ、キーカラーなどシーズンごとに少しずつ変化が感じられるコレクション。

今シーズンは良かった/そうでもないといった個々人の価値観は異なると思いますが、それでも私は結構オススメのシーズンだと思いました。

庶民の味方プライスでありつつ、通常のユニクロらしさから少し離れたファッションを楽しんでみてくださいね。

今回の記事が、あなたのお気に入りを見つける切欠になれたなら嬉しいです。

それではまた次回。

おしまい!

(少しでもお役に立てられたなら、SNSに拡散していただけると嬉しいです!)

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1987年生まれ。国内ブランドを経て、伊ラグジュアリーブランドのデザイナーとして4年間勤務。
現在はデザイナーの他、日本の服飾産業を振興するため、マーケティング支援も行っています。
素材の機能性からパターンまで精通し、シンプルかつ素敵な服装の普及に努めています。



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