こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。
今回は、ヴァーシュの公式HP(英語)から、英語が苦手な方でも安心していただけるように、実際に商品を購入(個人輸入)してみました。
上記記事にて書いた通り、ヴァーシュは本当に素晴らしい靴メーカーです。
しかし、東欧ハンガリーのブランドということもあり日本での入手性は極端に低いのが難点。
その上、公式HPが日本語対応していません。
とはいえ、日本国内でのオンライン販売価格が16万円程度であるのに対し、個人輸入の場合はなんと8万円程度です(1ユーロ150円換算)。
何この価格差。絶対個人輸入するしかないでしょ!
と思いますよね。
円安&物価高騰によって値上がりしましたが、依然としてここまで個人輸入がお得なブランドはそうありません。
ハンガリーが経済成長を続けたり、円安や物流コストがこのまま高騰し続ければ、今後ますます今のようにはいかなくなります。
今回は、私が実際に図説付きで購入してみましたので、一緒に安心して購入してみましょう。
ヴァーシュの購入は「公式HPからの個人輸入」が最もお得
個人輸入ならば、最高峰の既成靴が8万円程度で購入可能
ヴァーシュの革靴は数年前、新宿伊勢丹メンズ館などで8万円程度で購入できました。
ところが、ヴァーシュは例外的に「最も位の高い」スペースにて陳列されていました。
ジョンロブやエドワードグリーン、シルヴァノラッタンジ、ステファノベーメルなどと同じスペースに、10万円未満の靴が陳列されていたため異彩を放っていたのを記憶しています。
伊勢丹メンズ館の靴売り場は基本的に、フロアの入り口から価格帯の安い順に並べられています。
8万円程度となると、中堅~やや高くらいの価格。当時のチャーチやクロケット&ジョーンズなどと同価格帯でした。
つまり、ヴァーシュの靴の価格は、あくまでハンガリーの人件費が可能にしていたもの。
靴の「格」としては、最高峰であることを、伊勢丹のバイヤー達は分かっていたわけです。
しかし現在、ヴァーシュを国内で販売しているショップをほとんど見かけなくなりました。
トゥモローランドなどのオンラインストアで少数の取扱があるようですが、現在はなんと定価16万円程度。
他の靴ブランド同様に高騰しています(それでも競合ブランドと比べれば格安だと思いますが!)。
公式オンラインからの個人輸入が、最もリーズナブルにして確実な手段
そんなわけで、公式HPのオンラインストアから、ハンガリー現地価格+送料+関税料で購入するのが最もお得です。
ちなみに、公式HPの決済方法は、
- paypal
- クレジット/デビットカード
の、いずれかがあればOKです。
というわけで、ヴァ―シュの革靴を個人輸入する具体的な手順を見て行きましょう。
ヴァーシュ個人輸入の方法|詳細画像付きで解説
【画面付き解説!】まずは公式HPにアクセス
Image Photo by VASS
まず、ヴァーシュの公式HPにアクセスしたら、写真の“Go to Shop”をタップ(クリック)します。
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すると、写真の4つのカテゴリーがあります。
それぞれ、
- READY-TO-WEAR・・・既成靴
- UNIQUE SAMPLE PAIRS・・・アウトレット品
- HORWEEN SHELL CORDOVAN・・・コードバン製の靴
- ACCESSORIES・・・小物類
の4種類。注文方法はどれも同じですが、ほとんどの方にとってREADY-TO-WEARがオススメです。
ちなみに、“HORWEEN SHELL CORDOVAN”は、米ホーウィン社が供給する、コードバンという馬の臀部にあるコラーゲン層を磨いた革。
オールデンが有名ですが、オールデンよりもランクの高いシェルコードバンが使用されています。
コードバン独特の質感は魅力的ですが、切れや水に弱い革でもあります。
まずは、カーフレザーの靴を揃える方が良いでしょう。
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READY-TO-WEARをタップすると、こちらの画面に飛びます。
それぞれ、
- Model(靴のモデル名)
- Size(靴のサイズ)
- Last(靴の木型)
- Sole(ソールの素材)
で絞ることが可能。
また、チェックボックスの“In stock”は在庫アリ商品で即発送が可能なもの。
“On sale”は、セール価格で販売中のものをピックアップします。
代表的なモデルや木型ごとの特徴&サイズ感が知りたい方は、上記記事を参考にしてみて下さい。
基本は「サイズ」と「ラスト」で絞って検索
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基本の検索は、サイズとラストを指定すること。
どんな手の込んだ靴や気に入った見た目でも、あなたの足のサイズや足形に合わなければ意味のない靴だからです。
あなたに合った靴から、お気に入りのデザインや色、ソールの素材のものを選んでください。
写真の場合、Fラスト&42.5サイズを指定。
該当するモデルが表示されるはずです。
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今回は、ストレートチップのAlt English のFラスト、42.5サイズを注文してみます。
在庫ありは黒、バックオーダーは赤字で表示される
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黒字のサイズが在庫アリ、茶色が普段作っているサイズで在庫なしを表しています。
このときは、42.5サイズも在庫がありませんでした(たまたま翌日に復活したので注文しています)。
ヴァーシュはハンガリー・ブダペストの工房で手作りにて生産されているため、流通量が非常に少ないブランドです。
どうしても欲しいモデルがある場合、茶色のサイズでも選択してAdd to cartを押すと、バックオーダー(入荷待ち商品の予約注文)が可能です。
繁忙期を除き、6~8週間程度で製作されて発送してくれます。
シューツリーやスチールトウを付けたい方は、まだ “Add to cart” をタップしないでください。
シューツリーを購入希望の方はチェックを忘れずに!
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Add to cart の真下にある、PERSONALIZE YOUR SHOESをタップしていただくと、シューツリーやスチールトウを付けることが可能です。
シューツリーは24ユーロ(3,600円程度、1ユーロ150円換算)と安いので、チェックすると良いですよ。
靴の履きジワを伸ばすことは重要です。
お好みに合わせて、スチールトウなどオプションも
スチールトウに関しては、レザーソールのままが良い方はチェックすることをオススメします(日本の修理店でカスタムしてもらうより安く済みます)。
一方、ハーフラバーを貼りたい方はチェックしない方が良いと思います。
ここで必要なオプションを選択してから、Add to cart を押してください。
先ほどの赤字の注意書きで記した時点で押してしまうと、カートに靴のみ二足入ってしまっています。
その場合、オプションが付いていない方を削除してくださいね。
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Add to cart を押すと、上記写真の画面に移ります。
改めて、右上の「View cart →」を押してください。
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カートに入っているものを、もう一度確認します。
複数足注文する場合、シューツリーなどの数も確認してみてください。
Shipping(発送)をEU圏外に指定し、住所を入力
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下にスクロールをして、発送を選択します。
デフォルトのままだとFedex便でEU圏内に発送となっているので、中断やや下にある“Caluculate shipping”をタップしましょう。
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すると、国を選択できるタブが出現します。
日本にお住まいの場合、Japanを選択します。
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国の下のタブ(prefecture)に都道府県名、その下に市区町村を入力。
一番下のPostcode/ZIP は、「郵便番号」を入力すればOKです。
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Update を押すと写真のようになりますので、写真下部の黒で囲われたProceed to checkout →を押してください。
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Last name は苗字、First name は名前を入力。
妻にバレたくないなど、会社に送る際には会社名も忘れずに笑
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電話番号、メールアドレスも入力します。
下のチェックボックスは、ニュースレターを受け取りたい方はチェック。
Create an account?にチェックを入れておくと、次回以降の決済が楽になりますよ。
決済に進む前に最終確認、関税分の用意も忘れずに
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もう一度カートを確認。今回は481ユーロ(約72,150円、1ユーロ150円換算)で購入が可能です。
靴の数と、Shipping の欄が(Outside EU)になっていることを確認してください(日本などEU圏外に送る場合)。
注意してほしいのが、ここにさらに関税が大体8~9,000円くらいかかります。
つまり、合計で8万円程度です。
関税に関して、詳しくは、https://www.customs.go.jp/roo/origin/jpeu.htmをご確認ください。早く撤廃されてほしいですね・・・。
関税部分に関しては、後日Fedexから連絡&請求書が郵便ポストに届きますので、別途支払いが必要です。
コンビニなどで支払えますよ。
決済は、PayPalかクレジット/デビットカードで
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決済方法を選択。OTP Simple pay というのは、ハンガリーの決済サービスです。
基本的にはPayPalを選択してください。
クレジットーカード/デビットカードでお支払いされる方も、PayPalにチェックを入れてくれればOKです。
(ちなみに、個人的におすすめのデビットカードは↓です)
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PayPalでお支払いの方は黄色、クレジット/デビットカードでお支払いの方は黒を押してください。
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クレジット/デビットカードの場合、そのままだとアメリカ合衆国になっているため、請求先住所の横の国旗をタップしてご自身の国に合わせてください。
日本の場合、電話番号の欄に(+81)と出るはずです。あとは電話番号を入力すればOKです。
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最後に、「今すぐ支払う」をタップして購入完了。
円安?何ですかそれ😌 pic.twitter.com/DmUPykvA70
— しょる | めちゃくちゃ詳しいファッションブロガー (@SHOLLWORKS) May 5, 2022
後日、ショップから入力したメールアドレス宛に英語で連絡が来ます。
英語が苦手な方も、翻訳機能を使用すれば問題なく内容が分かる内容です。
ちなみに、関税の支払いはFedExからこんな感じで届きました。
コンビニなどで支払い可能です。
後は、ハンガリーから靴が送られてくるのをお待ちください。
おつかれさまでした!
(少しでもお役に立てられたなら、SNSに拡散していただけると嬉しいです!)