こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。真冬の必需品ともいえるマフラーですが、首は身体の表面近くに動脈があるので、首を温めると想像以上の効果が見込めます。
また、マフラーはファッション性においても一定の重要性があります。色や柄を“刺して”アクセントにしたり、オシャレな巻き方によって工夫できる点も魅力。
ということで今回は、マフラーの基本的な選び方や巻き方、後半部分ではブランドが好きな方へ有名or個人的にオススメのブランドもご紹介。
この冬、着こなしレベルをアップさせたい方or購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
初心者もできる|おしゃれなマフラーの巻き方
マフラーの巻き方は、実に多種多様。以下では、基本となるワンループに加えて、「ファッションを心得ていること」も印象付けられる巻き方もご紹介します。
そこまで難しくないものを集めてみましたので、ぜひ習得してみてくださいね。
「ワンループ」は、シンプル好き&短めマフラーも可能
Baycrews 公式HPより引用
まずは、「ワンループ」という巻き方。控えめで取り入れやすく、しっかり首を温めてくれる基本中の基本。
マフラーを二つに折って、ループ側にもう片方の穴を通して終わり。シンプルコーデやビジネス使いにオススメです。
幅の広いマフラー(ストール)の場合、薄地の物を縦半分に折ってからワンループにするとスッキリと纏まります。
「ピッティ巻き」はボリュームアップで存在感大!大人の男性のもオススメ
「ピッティ巻き」は、長めのマフラー×テーラードスタイルに相性抜群な巻き方。メンズはもちろんのこと、レディースもクラシックスタイルが好きな方は押さえてほしい巻き方です。
「ピッティ」とは、イタリア・フィレンツェにある宮殿の名前。フィレンツェは古くから商工業者の街でしたが、実権を握っていた商工業者のメディチ家の宮殿の名前(ライバルであったピッティ家の宮殿を買収した)です。
メンズファッション界の一大イベントである「ピッティ・ウオモ」は、毎年この宮殿にて行われています。
かぎ結び、ポット巻き、スヌード巻きなどもあります
上記の動画の中で、個人的なイチオシが「ポッド巻き」。ボリュームあるマフラーで巻くと非常に暖かく、無地も柄物にも相性の良い巻き方です。
動画の中で解説されている「ネクタイ巻き」は、下ろした髪や襟あるアウターやにも使えます。逆に、「スヌード巻」きは髪を結んでいたり、首周りが開いている服装向け。
それではいよいよ、具体的なマフラーブランドをご紹介。有名ブランドから、個人的なオススメまでご紹介します。
「ブランド選びで難航している・・・」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
マフラーのブランド12選!プロがプレゼントに最適なブランドを紹介
ビームス(BEAMS)
BEAMS 公式HPより引用
<参考価格>
4,950円~48,400円(税込)
ビームス(BEAMS)は、日本有数のセレクトショップ。トレンド感あるアイテムを中心に発信するオリジナルレーベルも、いち有名ブランドとしてのステータスを確立しています。
オリジナルレーベルのアイテムは、実にさまざまなレーベル&価格帯で展開しています。BEAMS、BEAMS BOY(レディース向け)、BEAMS LIGHTS、B:MING by BEAMSといった比較的若年層向けレーベルのマフラーは、数千円~1万円ちょっとの価格帯。
一方、BEAMS Fやブリッラ・ペル・イル・グストといった上級ラインでは、後述する個人的にオススメのブランドのマフラーも販売しています。
\ 公式オンラインストアはこちら/
ペンドルトン(Pendleton)
BEAMS 公式HPより引用
<参考価格>
5,500円(税込)
ペンドルトン(Pendleton)は、アメカジ好きなら一度は目にするブランド。1863年にネイティブアメリカン柄のブランケット製造から始まったブランドで、先述の通り、チーフ・ジョセフというシリーズが特に有名。
万人受けするブランドとは言い難いのですが、アメリカンカジュアルを好んで着用される方は必見です。ローゲージのケーブルニットや男臭いブーツにも良いですし、トレンド感あるシンプルなワークジャケットのアクセントにも◎。
フレッドペリー(Fred Perry)
FRED PERRY 公式HPより引用
<参考価格>
11,000円(税込)
続いては、フレッドペリー(FRED PERRY)。タータンチェックの本家本元であるスコットランド製造×カジュアルな服装に幅広く対応できる点が魅力。
ブランドの創業社はフレデリック・ジョン・ペリー。英国テニス界の神様として知られ、ウィンブルドン三連覇や史上初のキャリアグランドスラムを達成した人物です。ポロシャツでご存じの方も多いブランドですよね。
ブランドの象徴であるローレルリースのロゴも、ワンポイントになっています。
ポールスミス(Paul Smith)
Paul Smith 公式HPより引用
<参考価格>
13,200円(税込)
ポールスミス(Paul Smith)は、1970年創業。英国のトラッドスタイルに“ひねりのあるデザイン”を落とし込み、日本でも爆発的な人気を誇るデザイナーズブランド。
ポールスミスは、多彩な模様やカラーを落とし込むことに長けたブランドです。中でも、写真のマルチストライプ柄は、ブランドを代表するアイコン。
シックなコーディネートとの相性が抜群で、華やかなアクセントを与えてくれます。メンズへのプレゼントの定番でもありますね。
ポロ・ラルフローレン(POLO RALPH LAUREN)
RakutenFashion 公式より引用
<参考価格>
15,400円(税込)
ポロ・ラルフローレン(POLO RALPH LAUREN) は、1967年にアメリカで始まったファッションブランド。トラッドスタイルから、カジュアル、スポーツまで根強い支持を集めています。
「ブランド感もありつつ、シンプルなマフラーを探している」という方にオススメ。ブランドアイコンでもあるド定番のポニーや、近年は「ポロベアー」シリーズも人気沸騰中です。
ブラックレーベル / ブルーレーベルクレストブリッジ
BLUE LABEL CRESTBRIDGE 公式HPより引用
<参考価格>
17,600円(税込)
続いては、 ブラックレーベル/ブルーレーベルクレストブリッジ。日本独自のブランドで、基本的にはメンズがブラックレーベル、レディースがブルーレーベルです。
ロゴや独自のチェック柄が好きな人向け。30歳くらい~の人はご存じかもしれませんが、元々はバーバリーブラックレーベル/ブルーレーベルというブランドが前身です。
チェックやブランドネームの主張が強めな点は好き嫌い分かれると思いますが、近年は品質重視にシフトしており、モノの品質も決して侮れないブランド。
ヴィヴィアンウエストウッド(Vivienne Westwood)
<参考価格>
19,800円(税込)
ヴィヴィアンウエストウッド(Vivienne Westwood)は、印象的なロゴとエッジの効いたデザインが特徴。日本でも、レディースを中心に高い人気を誇るブランドです。
1971年にロンドンで誕生し、「パンクの女王」と称された故・ヴィヴィアンのクリエイションは、メゾンマルジェラを率いるジョン・ガリアーノなど多くのデザイナーに影響を与えました。偉大なリスペクトを集めるデザイナーであることは、間違いありません。
ちなみに、ブランドを代表するアイコンであるORB(オーブ)が誕生したのは、パンクブーム後の80年代になってから。当時、ヴィヴィアンは王室をイメージしたクリエイションに没頭し、王冠や宝石に惑星の輪を付けたことで誕生しました。
コーチ(COACH)
COACH 公式HPより引用
<参考価格>
40,700円(税込)
コーチ(COACH)は1941年、ニューヨークのマンハッタンで誕生したファッションブランド。「可愛い&そこそこ高級ブランド」のイメージを作り上げており、特に女性に人気のブランドです。
意外かもしれませんが、コーチは元々、野球グローブなどを製作する工房としてスタートしました(アメリカらしいですね)。やがてバッグや財布などの革小物や、現在はトータルウェアまで手掛ける世界的ブランドに。
コーチのブランドロゴにもなっている「四輪馬車」は、15世紀ころ北欧ハンガリーの“コチ”という都市で製造が始まりました。馬車が「目的地へ連れていってくれる」存在として、スポーツなどの指導者である「コーチ」も同じ語源で英語になっています。
バーバリー(Burberry)
RakutenFashion 公式より引用
<参考価格>
66,000円(税込)
続いては、多くの方がご存じバーバリー(Burberry)。1856年に英国で誕生したブランドで、トレンチコートの生みの親としても知られる非常に古いアパレルブランドです。
バーバリーの代名詞ともいえるバーバリーチェックは、さまざまなアイテムに使用されています。中でも、マフラーやストールは有名なアイテム通常のチェックとは異なる“ブランド感”が最大の特徴。
近年は、レーベルを統廃合するなど価格帯の変動が大きかったブランドですが、現在の価格帯はハイブランドそのもの。バーバリーチェックのマフラーは定価66,000円ほどします。
ロロピアーナ(Loro Piana)
Loro Piana 公式HPより引用
<参考価格>
144,100円(税込)
580,000円(税込、ビキューナ素材)
ロロピアーナ(Loro Piana)は、1924年にイタリア北部のトリベロにて、テキスタイルメーカーとして誕生しました。カシミアやビキューナといった希少素材も扱うラグジュアリーさが特徴。
世界中のテーラーやスーツブランドに有名生地を卸す一方、2013年にLVMHの傘下に入った前後でブランド化が進みました。現在はメンズ・レディース共にトータルウェアブランドになっています。
Loro Piana 公式HPより引用
ロロピアーナが展開している“神の繊維”と称されるビキューナの毛編みマフラーは、1枚58万円と驚くべき価格。高い。とにかく高い。
ビキューナは、カシミアよりも遥かに細くしなやかな繊維で、一頭につき2年に一度しか毛を刈ることが許されません。採れる毛量も一度に僅か500g程度と、非常に希少価値の高い毛素材です。
そして、以下の2ブランドは、個人的に特にオススメのマフラーを製造しているブランドです。
この2つは、どちらも非常にオススメ度が高いので必見。私はどちらも愛用しています。
ジョンストンズ・オブ・エルガン(Johnstons of Elgin)
RakutenFashion 公式より引用
<参考価格>
68,200円(税込、カシミア100%)
ジョンストンズ・オブ・エルガンは、なんと1797年創業。非常に長い歴史を持つスコットランドのブランドです。柄はスコットランド伝統民族のタータンチェック柄が中心で、カシミアやカシミア混のウールマフラーがお家芸。
素材や発色のクオリティに自信あるブランドは、カラフルな柄でもどこか大人らしさを感じさせます。エレガントにカジュアルな柄のマフラーを着こなしたい方は、要チェックのブランド。
ピアツェンツァ(PIACENZA)
BEAMS 公式HPより引用
<参考価格>
28,600円(税込、カシミア100%)
ピアツェンツァ(PIACENZA)は、今回の個人的オススメNo.1。今回、これを紹介するために、この記事を書いたと言っても過言ではありません(流石に過言かも)。
ピアツェンツァは、ビエラで創業した現存する世界最古の毛織物ファクトリー。なんと1733年から操業しているそう。
ピアツェンツァのお家芸は、まさにカシミアのマフラー&ストール。同社のスーツ向けの生地にも言えることですが、異常にクオリティが高いのにリーズナブルなことが特徴。
ちなみに、カノニコは1622年創業だそうですが、生地製造メーカーになったのは20世紀になってから。
マフラーの選び方に関する疑問|色や柄、大きさや素材を詳細に解説
次に、マフラーの選び方について。マフラーやストールはファッション面でも重要だと思いますが、
全身抜かりのないファッショニスタならともかく、一般的にはこのように思われている方も多いのではないでしょうか。どうしても、コートや靴に重点を置こうとする気持ちは分かりますが・・・。
そこで、マフラーの選び方のヒントをご紹介したいと思います。
カラー&柄の有無で選ぶ
Imnより引用
ファッションにおいて、色は重要な要素。一般的にはトータルで3~4色以内でまとめるのが良いとされています。
例えば、
- シンプルコーデ×シンプルなマフラーで調和
- シンプルコーデ×色柄あるマフラーで差し色
- ブランドコーデ×ブランドマフラーで二郎マシマシ
こういった組み合わせでのコーデがオススメです。上記は、あくまで一例ですが、ご自身の価値観を基に足したり引いたりして、コーデを組み立てます(ちなみに私は①派)。
冬のファッションは暗めの色合いになりやすいので、マフラーのカラーを強く押し出してアクセントを加えるのも是。一方、服のカラーにマッチさせることで、統一感を出すのも是です。
どの選択肢が良いor悪いとかの話ではありませんので、自分がピンときた価値観で選ぶと良いと思います。ご自身や、プレゼントされる方の普段の格好や価値観を基に、どんなマフラーが合うか考えると良いですね。
ちなみに、「どうしても分からない!」という方は、とりあえず①か②かだけ決めてシンプル無地なマフラーでOK。
ご自身やお相手が、私のように30代で落ち着いた“陰キャ”なら①、10~20代であったり陽キャ、普段からギラついているのであれば③が◎。
あとは、プレゼントの場合は(それとなく)チェック柄やストライプ柄などが好きか、普段から着るかなどを聞いてみると良いですね。
【ちなみに】マフラーとストールの違いは大きさ➡サイズ選びはどうする?
ZOZOTOWN より引用
ちなみに、マフラーにはさまざまなサイズがあります。大きさの違いによるインパクトの大小バランスもファッションの重要な要素です。
ちなみに、マフラーとストールの違いの一つが大きさ。
あくまで目安ですが、
- マフラー・・・幅~50cm程度 / 長さ~200cm(首を一周巻ける)程度のもの
- ストール・・・より大きく、幅がマフラーの倍くらいあるもの
加えて、ストールは素材も春夏向けに綿や麻といった繊維が使用されたり、比較的薄地であることが特徴。
ただし、今では非情に曖昧になった定義です。特にレディース分野では「もっこもこで大きなマフラー」もありますよね。
大きさで失敗しないコツとしては、最初はマフラーやストールなしでコーデ考えた上で、初心者の内は小ぶりなマフラーを一本購入してみて下さい。
中上級者になったら、大判のマフラーやストールを導入してみて、存在感を発揮していくと良いと思います。
マフラー&秋冬ストールの素材は、毛素材か化学繊維がほとんど
マフラーや秋冬ストールに使われる定番素材は、下記の3種類。
- ウール
- カシミア
- アクリル
これらの素材の中で、手入れのお手軽さや耐久性を重視するなら、ウール(もしくはアルパカ)がオススメ。
一方、しっとりとした柔らかい肌触りや高級感を楽しむなら、カシミアが選択肢に入ると思います。
実は、カシミヤ素材には1から9まで等級があります。カシミヤか否かしか気にされない、させないので、消費者はカシミヤ使用!だけに飛びつきますよね。
— しょる (@SHOLLWORKS) November 20, 2020
毛素材といっても、ウールやカシミアの他、モヘアやアルパカ、キャメル、ビキューナといった毛素材もあります。ちなみに、最近はモヘアなどによる、毛の長い“ちぢれ感”がトレンドイン。
同じ動物性タンパクで構成されている素材ですが、それぞれ見た目や特性にも違いがあります。テクスチャーの雰囲気で選ぶのも、ファッションの面白さですよ。
アクリルのマフラーは?→多くの人にはオススメできないが・・・
図の素材同士が離れすぎてると静電気バリバリします。やりがちな例は、ウールのアウターにアクリルのマフラーやニットなど。ちなみに人体は綿と絹の間なので、インナーに適した素材が分かります。
— しょる (@SHOLLWORKS) November 10, 2020
肌弱い人は、静電気の皮膚へのダメージ気を付けてください。暖かくなる化繊系の肌着、合わないですよ😌 pic.twitter.com/JMb5pcS1me
アクリル繊維素材は、ウールに似た構造をもつ化学繊維。安価で生産可能な上に、保温性や耐久性、加工性に極めて優れた素材です。
しかし、強靭な繊維が摩擦で肌面を荒れさせたり、髪の毛と帯電性が+-逆で帯電しやすく、静電気が肌や髪にダメージを与えるという欠点もあります。
ウールにも、ラノリンアレルギーという問題がないわけではありません(もっとも、最近のものは原因物質がほとんど残留しません)。一方、廉価なマフラーはアクリルが混紡されているケースが多々見受けられます。
終わりに|マフラーやストールのアクセントで、ファッションを楽しんでください
今回は以上です。可能な限り、多様な価値観にお応えできるような構成でお届けしました。
マフラーやストールを取り入れることで首元を暖かに保つだけではなく、冬場のコーディネートにアクセントが加わることで、より一層ファッションを楽しむことができますよ。
また、ベタ過ぎるかもしれませんが、マフラーはプレゼントとしても悪くないですよね。ぜひ、今回ご紹介したブランドの中から検討してみてください。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
おしまい!
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