こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。本日は、ハリソン(HALISON)の靴下について、ラインナップや実際の使用感を交えた口コミ、どこで買えるかまで紹介します。
日々の消耗品に関して、なかなかお金を掛けられない分野というのはありますよね。我が家の場合、床拭きシートは100均の最安ですし、ホッチキスの針も安物です。
ところが、カミソリの刃だったり、歯磨き粉だったり。少し良いものを使うと「全然違う!」という感動が得られる分野も存在します。そして、「靴下」も全然違うと言わざるを得ません。
今回ご紹介するハリソンの靴下は、本当に「むちゃくちゃ良い」のです。メンズ・レディース共に展開&価格もそこまで高価ではないので、屈指の高オススメ度であることは間違いありません。
「高級靴下ブランド」は幾つもありますが、ハリソンは国産メーカーの老舗。種類が豊富で、ビジネススーツ用やカジュアル用、アウトドア用まで揃います。
ハリソンの靴下は、99%が感動する履き心地(私調べ)だと思います。ぜひ、体感してみてください!
ハリソン(HALISON)とは?実際の口コミや長所、購入場所
大正時代に創業した工場がルーツの、老舗ファクトリーブランド
Amazonより引用
ハリソン(HALISON)は、1925年(大正15年)に創業した「窪田莫大小(めりやす=靴下など丸編みのものを指す)工場」をルーツとするファクトリーブランド。工場の創業は兵庫・加古川市ですが、「ハリソン」ブランドそのものは1966年に始まり、東京・新宿区に居を構えます。
ハリソンは、決して一般的に有名なブランドというわけではありません。しかし、日本のファッション界では昔から知る人ぞ知るメーカーでした。
特に、ビジネスウェア界隈では有名です。最近だけでも「鎌倉シャツ」や「銀座英国屋」が“推す”靴下として登場するほど。スーツやシャツ専業のプロからしても、ハリソンは素晴らしいと認める靴下ブランドです。
【口コミ】ハリソンの靴下の違いとは?気持ち良い履き心地×耐久性
実際の愛用者として、ハリソンの靴下が優れていると思う点は主に2点。
- 抜群のフィット感
- 上質なコットンながら高耐久
まず、履いた瞬間の心地良いフィット感が“そんじょそこら”の靴下とは異なります。文字通り“異次元に気持ちいい”靴下。
そして、ハリソンの靴下は耐久性の高さも◎。私もさまざまなブランドの靴下を履いたことがありますが、卸したての時点では同じくらい履き心地の良い靴下はあります。しかし、多くは何度か洗濯してしまうと“びろんびろん”になってしまうものです。
ハリソンの靴下は上質感がありつつ、比してそこまで高価ではありません。その上、耐久性にも優れるため、1年、2年履いても保つ安心感が◎。まさに、「上質感」「履き心地」「耐久性」「コスパ」の全てを兼ね備える靴下です。
同じ「スーピマコットン」でも全然違う
例えば、同じ「スーピマコットン」を使用していたとしても、ハリソンの靴下とユニクロの靴下とではクオリティが全く異なります。
ハリソンの靴下の場合、スーピマコットンの84番手双糸というハイゲージ(細めの糸)にガス焼き加工を施し、予め余分な毛羽が発生しないように加工します。この一手間が、長年の使用を支える耐久性に大きな差を生み出しています。
また、糸だけでなく生地としてもハイゲージながらギュッと間隔を詰めた目付が重いものを採用。よって、薄手なのに透け感はほとんど感じさせません。
その他、見た目以外にも、着用感においても大きな差があります。廉価な靴下はゴムが“ずり下がる”のに対し、ハリソンは3ヶ月程度では全く問題ありません。
流石に何年も使用すればフィット感は衰えますが、長く“ピタッと”気持ちよくフィットしてくれます。
百貨店でも取り扱いはあるものの、Amazon&楽天が充実
ハリソンは、多くの百貨店が取り扱う定番ブランド。そして、Amazonと楽天での取り扱いも非常に充実していることも特徴です。
実際、靴下を店頭で試着する人はあまりいないと思います。そもそも、サイズミスも極めて起こりにくい&ハリソンの場合は「現物とネットの写真とで見た目が全然違う!」ということもありません。
特に、Amazonと楽天市場はラインナップも豊富なのでオススメ。私はシンプルな無地の靴下が好きなので、事あるごとにAmazonで購入しています。
ハリソン(HALISON)のラインナップ紹介!【メンズ・レディース】
それでは次に、ハリソンのラインナップ(の一部)をご紹介します。
ハリソンの靴下は種類が多すぎて紹介しきれないので、代表的なものに絞ってご紹介させていただきますね。
スタンダード・ロングホーズ無地(メンズ・ビジネス用)
Amazonより引用
ハリソンは、主力となるメンズのビジネス用靴下だけでも枚挙に暇がありません。大別すると、主に3種類の素材と2種類の長さ(普通と長め)が用意されています。
素材に関しては主に、
- スーピマコットン
- エジプト綿
- ウール100%
の3種類。高温多湿の日本では、多くの方は吸湿性のある綿素材の靴下を求めていると思います。
ウールの靴下は、保温性や放湿性、消臭性に優れます。これはこれで良いモノですが、稀に痒くなる方もいるので注意が必要。
そして、長さは主に、
- スタンダード(ふくらはぎ真ん中くらいの長さ)
- ロングホーズ(膝下までの長さ)
の、2種類が用意されています。
通常の長さの「スタンダード」は、(ビジネス)カジュアルなどにも使用可能。日本では、一般的な長さのスタンダードな靴下です。
一方、ロングホーズはメンズの正式なドレスコードに則った長さの靴下。本格派の方にはこちらもオススメ。
アーガイル柄(メンズ&レディース・ビジネス/カジュアル/アウトドア)
Amazonより引用
アーガイル柄は、ハリソンを代表する定番の柄。ユニセックスに展開&ビジネス/カジュアル/アウトドアの各領域にて販売されている柄です。
アーガイルという柄は元々、スコットランド伝統のタータンチェックを「プリングル」というブランドが“改造”したことで生まれた柄です。
カジュアルスタイルはもちろん、ビジネス用の靴下も充実。まずは無地をオススメしますが、スーツスタイルにちょっとした柄を覗かせたい方にも◎。
Amazonより引用
また、こちらは「ニッカホーズ」という、アウトドア用のメンズ&レディース用靴下。ニッカボッカーズ(膝下長&裾先が絞られたズボン)に合わせるためのロングホーズです。
アウトドア全般に便利で、キャンプやトレッキング、サイクリングといった場面で役立ちます。また、綿素材の他にもウール素材の靴下も充実しており、「二重履き」や保温用靴下としても活躍してくれる優れもの。
Amazonにもニッカホーズを中心に販売されていますが、どちらかというと楽天市場の方が種類が豊富。
カラフルホーズ(メンズ)&マルチジャカード(レディース)
Amazonより引用
カラフルな色や柄の靴下が充実しているのも、ハリソンの特徴。上記は「カラフルホーズ」。ビジネスはもちろん、カジュアルにも差し色に使用できる靴下です。
こちらもスタンダードな長さのソックスや、ロングホーズが展開されています。素材もコットンとメリノウールの混紡や「冷感コットン」など、さまざまなラインナップが目白押し。
Amazonより引用
「マルチジャカード」は、レディース用のシリーズ。主に靴下とレッグウォーマーが展開されています。
今のファッショントレンドからすれば、なかなか“奇抜”なシリーズと言えるかもしれません。しかし、こうして網目を見ると美しいですよね。自分のスタイルを重んじる方向け。
スニーカーソックス(メンズ&レディース・カジュアル)
Amazonより引用
最後に、スニーカーソックスをご紹介。こちらもメンズ・レディースそれぞれで展開されています。上記写真よりも長い靴下や、逆にローファーやパンプスを履いても見えない「インビジブルソックス」の展開もあります。
全体的にかなり着圧感が高めで、短い靴下ながらずれにくいことが特徴。カラーも落ち着いたものからビビッドなものまで販売されており、薄手・厚手も選べます。
素材もアメリカンシーアイランドコットン使用の高級品から、リサイクルコットンなどのエコ素材まで多種多様。オフ用はビジネスマンではない方への、ちょっとしたプレゼントにも良いですね。
その他|ハリソンの疑問に答える
ここからは、ハリソンの靴下における疑問についてお答えします。
ハリソンは、素材、編み方、加工方法など、紹介しきれないくらい充実しているブランド。それだけに、選ぶのも大変だと思います。だからこそ、以下を参考に、ご自身に合う一足を見つけていただければ幸いです。
「スーピマコットン」と「エジプト綿」の靴下、一体何が違うの?
スーピマコットンとエジプト綿は、どちらも「超長綿」と呼ばれる綿の高級ブランド種。正直、綿のブランドだけでは、甲乙つけがたいというのが私のイメージです。
ハリソンの靴下の場合、それぞれのモデルごとにブランド綿の異なる製法&仕様で差を設けています。
下記はあくまで、Amazonや楽天市場で販売されているハリソンの場合ですが、
- エジプト綿・・・65番手双糸&シルケット加工 / 着圧感中(一般的な靴下と比べると強い)
- スーピマコットン・・・84番手双糸&ガス焼き加工 / 着圧感弱 / クラシックリンキング仕様
となっています。
細番手&つま先が「クラシックリンキング」という仕様の分、スーピマコットンのシリーズの方が価格もやや高め。
ただし、ハリソンのラインナップの中には、エジプト綿のものにクラシックリンキングを採用しているモデルも存在します。一方、スーピマコットン使用の靴下の中でも、着圧感が強いものも存在します。
あくまで、Amazonや楽天市場で選ぶ場合の参考程度にしてくださいね。
エジプト綿とアメリカ綿を交配したもので「ピマ」と呼ばれる品種があります。スーピマコットンは、ピマの中でも最高級のもの、つまり「スーパーピマコットン」の略。
「クラシックリンキング」とは?
Amazonより引用
「クラシックリンキング」とは、靴下のつま先をイタリア・マテック社の最新式トウ・クローザー付きリブ編み機で編んだ仕様のこと。靴下特有の、つま先の縫い目が“ゴロゴロ”しない機械縫製です。
ハリソンの靴下の場合、踵部分に★型のシールが貼られているものが「クラシックリンキング」採用モデル。
・・・というのが答えなのですが、改めて一般的な靴下の製造方法を見ていきましょう。
奈良県靴下工業協同組合 公式HPより引用
“靴下”は円筒状の編機で、右図のようにゴム部から編み始め、身部を編み、かかと部、足部、つま先部まで自動的に成形しながら編まれます。
奈良県靴下工業協同組合 公式HPより引用
その後、つま先部の口の開いた部分を別の機械で縫合わせ、”靴下”の形になるように、蒸気でセットして最終の形となります。
上記引用の通り、一般的に靴下を製造する際、編み機に掛けただけではつま先部分が“パックリと”開いた状態でになります。
そこで、次の製造工程で割れている部分を閉じる必要があります。一般的な靴下の場合、「ロッソ」という機械を用いてつま先を編むのですが、ロッソは閉じる部分の縫い目がざっくりとしてしまうことが欠点。
結果、あの誰もが感じたことがあるであろう、つま先に当たる“ゴロゴロ”とした縫い目を残します。
一方、手作業の「ハンドリンキング」は、ロッソ特有のごろつきを抑える手作業で閉じる仕様のこと。しかし、手作業で行うと、どうしてもコストが高くなってしまうことが欠点。
そこで、ハリソンは上述の「クラシックリンキング」によって、ロッソの生産性×ハンドリンキングの“ゴロツキフリー”を実現。
まさしく、理想的な工程となっています。
【結局】スーピマコットンとエジプト綿、どちらがおすすめ?
こちらもAmazonや楽天市場で購入する前提の話ですが、個人的にはスーピマコットンから入るのがベターと思います。
加えて、下記の重視している方から選ぶのも◎。
- エジプト綿のモデル・・・耐久性&着圧感重視
- スーピマコットンのモデル・・・高級感&爪先のゴロゴロ感がない感じが好き
ちなみに私は、どちらかというとエジプト綿のシリーズを愛用しています。理由は、男性の中では足首がかなり細い&着圧感が高めの靴下が好きだから。
しかし、先述の「クラシックリンキング」の感動を味わうためにも、まずは★型のシールが付いている靴下からトライすることをオススメします。
ロングホーズって、ちょっと長くない?
おそらく、多くの方は「スタンダードソックス」の方が馴染みのある靴下だと思います。ロングホーズを見て、「ながっ!」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実は「ロングホーズ」こそ、ビジネスのドレスコードにおける正式な長さの靴下です。正確には、ソックス=やや短い靴下を指し、ドレスコード的にはスーツに合わせる靴下ではありません。
ちなみに英語圏で“ハイソックス”は、半分和製英語&女性のニーハイソックスを彷彿とさせます。英語圏で紳士用の長い靴下は「ホーズ」です。
日本では「ソックス」が主流ですが、重要なことは、結構椅子に座ったときに脛が見えていないこと。よくよく観察していると靴下が短く、“脛チラ”しているビジネスマンの方は多いと思います。
ちなみに、ハリソンのスタンダードは、ユニクロの「スーピマコットンカノコソックス」よりも10cm程長い丈感。スタンダードでも滅多なことでは“脛チラ”しないと思います。
よって、ロングホーズは、着用感が好みの方や、特にずり下がるのが嫌な方向け。あるいは、すね毛が生えていて衛生的なものを気にされる方にもオススメですよ。
本当に、ユニクロのスーピマコットン靴下から乗り換えるくらい良いの?
結論、買えるなら絶対に乗り替えるべき。実際、服に興味を持ち始めた段階では、ひとまずユニクロの黒無地靴下を3ペア購入すればOKです。しかし、数か月後にはゴムがだるだる&色も抜け落ちます。
ハリソンのソックス(スーピマコットン)は1,430円(税込)。一方、ユニクロの「スーピマコットンカノコソックス」は一足390円(3点で990円)ですが、1,100円の差は絶対にあると断言できます。
履き心地のレベルが違うこと、仕事中にずり下がらないストレスフリー、そして、毛羽立ちや色の抜けの早さ。総合的に考慮すると、絶対にハリソンの靴下に買い替えるべきです。
というわけで、今回は日本随一の靴下メーカーであるハリソン(HALISON)の靴下についてご紹介しました。
正直、ハリソンに比肩するブランドは(少なくとも日本では)ないと思います。履き心地や生地のクオリティだけならまだしも、耐久性&価格の安さが異常レベル。ここが、ライバルには追随できない部分です。
ご自身で愛用されるのはもちろん、ちょっとしたプレゼントにも最適です。
ぜひ、足元を気持ちよく、満足感溢れる靴下で満たしてあげてくださいね。
おしまい!
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