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グローバーオールの評判|伝統と品質の英国ダッフルコートの魅力や代表モデル、サイズ感など解説

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こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。

本日はダッフルコートの超定番、グローバーオール(Gloverall)について、ブランドの歴史や品質、代表的なモデルの特徴、サイズ感を解説します。

グローバーオールはダッフルコートと言えば、というブランド。

しかし、「定番すぎるダッフルは自分に合うのか?」「ダッフルは本当に温かいのか?」「価格も高価だけれど見合う価値があるか?」と悩んでいたり、迷っている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、プロのファッションデザイナーとしての視点から、グローバーオールのダッフルコートがどんな方に向いているかも交えながらご紹介します。

SHOLL
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ぜひ最後までお読みいただき、あなたにピッタリのアウターを見つける参考にしてください。

それでは行きましょう!

グローバーオール(Gloverall)ダッフルコート
created by Rinker
目次

【ダッフルコート】グローバーオールとは?概要や特徴を解説

1951年創業、老舗英国アウターブランド

Image Photo by Gloverall

グローバーオールは1951年、英国で創業されたブランドです。

創業者のハロルド・モリスフリーダ・モリスは、第二次世界大戦後に軍用のダッフルコートを取り扱うことからスタートしました。

その後、イギリス国防省の依頼で生産を始め、耐久性と防寒性の高いコートとして、多くの人に認知されていきました。

Image Photo by DUFFLE COAT SHOP

そもそも、ダッフルコート自体はベルギー・アントワープ州にある「デュフェル(Duffel)」という港町で作られていた漁師用の防寒着が由来といわれています。

このデザインのコートを1880年代に英国海軍が採用し、

  • 厚地のメルトン×打合せがある暖かさ
  • 手袋をしたままでも掛け外し可能なトグルボタン

といったディティールが、ヨーロッパの中でも北部に位置し、極寒の海に面する島国で受け入れられました。

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そして第二次世界大戦後、英グローバーオール社が民間人向けのダッフルコートを発売し、これが広く受け入れられたことでファッションして普及しました。

(後述でも紹介していますが、)グローバーオールの中でも最も代表的なモデル名「モンティ」は、20世紀の英国軍人、バーナード・モントゴメリーの愛称に由来します。

彼はダッフルコートが英国軍のコートとして活用された第二次世界大戦時に将軍とり、ダッフルコートのアイコンとしても認知されていました。

クラシックかつ無骨でコーデの幅も広い

Image Photo by Gloverall

グローバーオールのダッフルコートは、見た目のクラシックさと、軍用として活躍したコートで見た目に歴史を感じさせる点もポイント。

トグルボタンは天然木や水牛の角(ホーン)が使用され、どこかおもちゃのような、可愛らしさがあるような。

それでいながら漁師の着るものであったルーツや、重厚で厳かな雰囲気も纏っています。

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単に見た目の好き嫌いはもちろんあるとおもいますが、このいった背景やギャップが、服好きには“たまらない”のだと思います。

これこそが、ダッフルコートをファッションとして纏う理由に他なりません。

Image Photo by WEAR

ダッフルコートはトラッドなコーデにも、オーバーサイズで着た、カジュアルスタイルの上にもよく合います。

Image Photo by WEAR

あるいは、シックでスタイリッシュなコーデに甘さを加えることも、反対にカラフルなコーデに基本色のダッフルでまとめるのもお洒落だと思います。

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その他、ローゲージなケーブルニットの上にも合いますし、ロールアップしたデニムやあえてローファーで外すのも◎。

今回のグローバーオールのような「しっかりしたダッフルコート」であれば、地厚なフランネルやツイードスーツの上にも良いですね。

コートの中でも非常に高い防寒性

Image Photo by Gloverall

また、寒冷地での使用にも耐えられる高い防寒性も、ダッフルコートの特徴です。

コートの場合、ダウンジャケットのような機能的な構造のものを抜かせば、基本的には重さと暖かさは比例します。

特に、グローバーオールのダッフルコートは地厚のメルトンウールで作られることが多く、暖かさも抜群です。

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そもそもが「英国軍の過酷な環境を支えるコートだったこと」を、最もファッションに落とし込んでいるグローバーオールのメルトンウールは、冬の冷たい風をしっかり遮断してくれます。

また、グローバーオールはモデルに依って中に着こむオーバーサイズとレギュラーフィットがあるため、着合わせるものに応じて暖かさを「調節」することも可能ですよ。

高品質な素材と英国職人の技術

そして何より、ダッフルコートの中でもグローバーオールを選ぶ理由が、本格的なダッフルコートであること。

やはり、多くの廉価なブランドのダッフルコートと比べて、モノづくりとして本格度が異なります。

グローバーオールの場合、多くのモデルにおいて地厚でしっかりしたメルトンウールを用いています。

さらに、モデルに依って耐久性を向上させるためのポリアミド(ナイロン)を混紡させたり、高級感重視でカシミヤ生地を用いたり。

いずれも、創業から大きく変わらない設備で一着一着丁寧な縫製によって仕上げられ、品質管理が行われています。

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(先述の通りダッフルコートの発明者ではないものの)ダッフルコートをファッションとして普及させたブランドであることに加え、未だに英国製造を貫いています。

価格も決して安くはないブランドですが、並大抵のブランドでは太刀打ちできない、何十年も着られるダッフルコートが欲しければオススメです。

グローバーオール(Gloverall)ダッフルコート
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【グローバーオール】ダッフルコートの代表的なモデルを紹介

グローバーオールには、クラシックなスタイルから現代的なデザインまで、多様なダッフルコートが揃っています。

ここでは、特に人気のある代表モデルをいくつかご紹介します。

オリジナルモンティ

Image Photo by Gloverall

まずは何と言っても「オリジナルモンティ」

グローバーオールの中でも特に人気の高い定番モデルで、丈は膝まであるロング丈のコートで、ウール90%にポリアミド10%、生地重量は910g/lmと、重量級&高耐久な生地が用いられています。

モデル名の由来は先述の通り、ダッフルコートのアイコンでもあった「モンゴメリー将軍」の愛称に由来しています。

Image Photo by Gloverall

結論、長年愛用できるダッフルコートを探しているなら、オリジナルモンティがオススメです。

ゆったりとしたシルエット(写真よりもかなりオーバーサイズです)がローブを纏っている感もあり、「ダッフルコートは子供っぽい」というイメージの方も、大人感あるコーデが可能です。

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ちなみに、ドラマ「ミステリと言う勿れ」で菅田将暉さん演じる久能整(くのう・ととのう)君が着用していたダッフルコートは、この「オリジナルモンティ」のベージュです。

オリジナルモンティは(サイズ感やシルエットは異なりますが)レディースでも展開されている、まさにダッフルコートの永世定番です。

ミッドモンティ

Image Photo by Gloverall

そして、モンティのミドル丈である、ミッドモンティもグローバーオールでは展開されています。

オリジナルモンティが膝まであるコートであることに対して、こちらはおしりがすっぽり隠れる程度の着丈です。

Image Photo by Gloverall

また、ミッドモンティはロング丈とは異なり、フィット感もジャストに近いです。

ジャストフィットやミドルコートが好きな人、あるいは「薄地のニットの上にダッフルコートを着るだけで十分」という方はミッドモンティがオススメです。

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使用されている生地やその他ディテールは、オリジナルモンティと同様です。

個人的にはロング丈の方が好きですが、車に乗る人などもミッドモンティは動きやすいため良いですね。

モリスダッフルコート

Image Photo by Gloverall

「モリスダッフルコート」は、現代的なスタイルと英国のクラシックなデザインを融合させたダッフルコート。

グローバーオールの創業家にちなんで名付けられた、モンティと並ぶ代表モデルです。

モリスとオリジナルモンティとの大きな違いは、

  • トグルが木製ではなく、ホーン(水牛の角)製
  • ジャストフィット
  • 裏地にチェック柄を配している

といった点。

生地感も混紡率が異なり、モリスの方がややしっとりしています。

Image Photo by Gloverall

総じて英国的でクラシカル、おもちゃ感が薄い大人っぽいダッフルコートです。

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ミッドモンティよりも、さらにジャスト気味のシルエットです。

生地量はモンティの方が多いため重く感じますが、ウール80%にポリアミド20%の生地で、生地重量も960g/lmとモンティよりも重量級の生地で作られています。

グローバーオール(Gloverall)ダッフルコート
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グローバーオールはその他にも、ヴィンテージモデルなども豊富です。

あるいは、ヘリンボーン生地の「キングストン」を日本人向けのニューキングストンなども、楽天市場の「トラッドハウスフクスミ」さんで販売されているため、こちらも要チェックです。

グローバーオールはどんな人に合う?メリット&デメリット

昨今の機能性重視のファッションも鑑みた上で、グローバーオールのダッフルコートを着るかどうかは、グローバーオールおよびダッフルコートというもののメリットデメリットを踏まえた上で判断すると良いと思います。

購入前にこれらを確認し、自分に合った選択ができるようにしましょう。

優れた防寒性と耐久性

グローバーオールのダッフルコートは、厳しい冬の寒さにも対応できる防寒性が魅力です。

厚地のメルトンウールが冷気をシャットアウトし、長時間の外出でも快適に過ごせます。また、英国製のしっかりとした作りによって、耐久性が非常に高く、何年、何十年にわたって愛用できる一着です。

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耐久性×機能性を両立したコートは、あるようで中々お目に掛かれません。

都市部なら中に一枚、寒冷地でもオーバーサイズを活かした着こみで最強に暖かいことは間違いありません。

やはり「本物感」があり、流行に左右されない

紹介してきた通り、グローバーオールはダッフルコートと言えば、というブランドです。

「ジーンズならリーバイス」というように、「ダッフルコートならグローバーオール」です。

グローバーオールの場合、シンプルでクラシックなデザインが流行に左右されず、年齢や性別を問わず長く愛用できる点も大きなメリットです。

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これは、先述の耐久性とも非常に相性の良いメリットです。

グローバーオールのダッフルコートを一枚買えば、「冬のコート(の、少なくともひとつ)は盤石」と言えます。

重さがあり、価格も高め

一方で、重さと価格が気になる点として挙げられます。

厚手のウール素材を使用しているため、他のコートに比べてやや重めで、人によっては気になる人がいることも事実です。

また、定価10万円弱と価格が高めのため、初めての購入には少しハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。

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一生もの(に近い)コートと考えると10万円は安いと思いますが、それでも思い切って購入することが憚られる気持ちは分かります。

楽天市場やAmazonなどでは6、7万円で購入できることもあるので、ぜひ併せて検討してみてください。

グローバーオール(Gloverall)ダッフルコート
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グローバーオールの疑問に答える|サイズ感は?選び方やケア方法も紹介

そして、グローバーオールのダッフルコートを購入する際のサイズ選びなど、よくある疑問についても紹介します。

基本的にはサイズ表記に対して「大きめ」のサイズ感

グローバーオールのコートはメンズ・レディース共に一般的に「大きめ」のサイズ感です。

日本人よりも総じて体格が良い英国のブランドであり、日本に入ってくる分も(日本ブランドとのコラボ商品などを除き)、インターナショナルサイズでの表記だからです。

そのため、日本のSMLサイズと比べるとワンサイズ大きめに作られているので、日本ブランドのでMサイズを選ばれる方の場合、グローバーオールではSサイズが合うと思います。

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たとえば、181cm/72kgの私の場合、Mサイズがちょうどよい感じです。

Lサイズでよりリラックスしたシルエットが楽しめますが、あくまでモリスなどジャストサイズモデルの場合。モンティなどオーバーサイズだとブカブカになってしまいます。

気になるお手入れ方法は?

グローバーオールの場合、

  • 普段の手入れはブラッシングのみでOK
  • シーズンの終わり、春先にはドライクリーニングに出す

といった手入れ方法をすればOKです。

ウール主体のコートであるため保管時の虫食いは注意しましょう。

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クリーニングに出さない状態でたの服と一緒にクローゼットに締まってしまうと、やられてしまう可能性があります。必ずシーズンの終わりにはクリーニングに出すようにしましょう。

また、重衣類は家にしまっておくのもスペースを必要とするため、上記記事でも紹介している保管サービスなども良いですよ。

グローバーオールのコートに防水性はある?

グローバーオールのダッフルコートに防水性があるのか。

これは、多少難しい問題ではあるものの、答えはYesだと私は思います。

というのも、ウールは動物の毛素材なのでそもそも水をある程度はじくのですが、厚地のメルトンウールが守備力100なので、生地から中にまで雨水が浸透するということはないと思います。

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もちろん、防水を意識した機能性素材ではないこと、台風や大嵐といった状況で着ることなどはあまり推奨できません(というか、外出しないでくださいね)。

いずれにせよ、一般的な雨や雪程度なら気にしなくていいほどの耐久性があります。

そして、そんな天候でも気にせずガシガシ着られちゃうところこそ、ダッフルコートの良いところだと思うのです。

終わりに|ダッフルコートを選ぶなら、まずグローバーオールを検討してほしい

今回は以上です。

グローバーオールのダッフルコートは、歴史に基づいたデザイン性と、過酷な環境にも耐えられる機能性を兼ね備えた英国製の名品。

ダッフルコートと言えばグローバーオールであり、クラシックなスタイルを好む方、品質を重視する方、長く愛用できるアウターを探している方には、ぜひおすすめしたい一着です。

価格面でのハードルはありますし、重さもちゃんとあります。

それでも、長く長く愛用できるアイテムとしての価値を考えると、投資する価値は十分にあるでしょう。

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グローバーオールの商品は、公式サイトをはじめ、大手百貨店やファッション通販サイトで購入可能です。

また、有名商品だからこそ大手ECでも取り扱いも多いので、ぜひピッタリのグローバーオールを見つけてくださいね!

おしまい!

(少しでもお役に立てられたなら、SNSに拡散していただけると嬉しいです!)

グローバーオール(Gloverall)ダッフルコート
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1987年生まれ。国内ブランドを経て、伊ラグジュアリーブランドのデザイナーとして4年間勤務。
現在はデザイナーの他、日本の服飾産業を振興するため、マーケティング支援も行っています。
素材の機能性からパターンまで精通し、シンプルかつ素敵な服装の普及に努めています。



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