ステュディオ・ダ・ルチザンのジーンズ評判|代表的モデルや年齢層、サイズ選びを解説
こんにちは、しょる(@SHOLLWORKS)です。
本日はレプリカジーンズの代表格である、ステュディオ・ダ・ルチザン(以下ダルチザン)について。
大阪発のダルチザンは、1979年から“メチャクチャ真面目”なものづくりを続けてきた、レプリカジーンズを代表するデニムブランドです。
糸・染め・織り・縫製のあらゆる要素に職人技が凝縮され、日本の伝統産業やコンテンツとも融合を果たした超実力派×日本でしか生み出せないジーンズを展開しています。
今回は、ダルチザンのジーンズにおける特徴や代表的なモデルの紹介、幅広い年齢層での着こなし方、さらにはサイズ選びやケア方法まで網羅的に解説します。
プロダクトの出来はもちろん、遊び心まで含めて私が最も好きなデニムブランドです。
「自分に合う一本を見つけたい」「評判を確かめてから購入に踏み切りたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
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ステュディオ・ダ・ルチザンとは?
Image Photo by STUDIO DARTISAN
まず、ステュディオ・ダ・ルチザンことダルチザンはどんなブランドかを紹介します。
ダルチザンの歴史とブランド背景
ステュディオ・ダ・ルチザン(通称ダルチザン)は、1979年に大阪で創業した国産デニムブランド。
創業者の高木重治氏は、1960~70年代のアメカジブーム(ビンテージジーンズ熱)に影響を受け、当時アメリカで廃れていた旧式の力織機(シャトル織機)を日本で再稼働させてデニムを織りました。
その結果、生産効率より品質を重視した“レプリカジーンズ”の製造に世界で初めて成功し、ヴィンテージのリーバイスなどを再現する先駆け的存在となりました。
ブランド名の「STUDIO D’ARTISAN」はフランス語で「職人工房」という意味。
その名の通り、今日に至るまで日本の職人技とクラフトマンシップを追求する姿勢を示しています。
レプリカジーンズとは
主に1940年代~70年代頃のヴィンテージジーンズを忠実に再現したデニムのことを指します。
特に、日本の職人技術を活かして、素材や縫製、シルエットなど細部にこだわって作られたものが多いです。
そして、ダルチザンはレプリカジーンズを製造するだけでなく、創業当初から生地の製造から日本古来の伝統染色技術までを取り入れた、高品質なジーンズ作りを行っています。
中でも天然藍染めへのこだわりは有名で、創業時から一貫して徳島産の蓼正藍(たでしょうあい)によるスケイン染め(カセ染め)デニムを使用したモデルを展開しています。
後述にて紹介しますが、高品質×日本の伝統産業を取り入れた美しいジーンズを生み出しています。
こうした背景から、ダルチザンは日本デニムの「Osaka Five(大阪五人衆)」のひとつ(1970〜90年代に誕生した5つの国産デニム草創ブランドの総称)として、国内外でその名を知られる存在となっています。
ちなみに、残り4ブランドは「フルカウント」「ウェアハウス」「ドゥニーム」「エヴィス」です。
ダルチザンの強みは「クオリティ」と「遊び心」
Image Photo by STUDIO DARTISAN
ダルチザンが長年ファンに支持されている最大の理由は、その妥協のないモノづくりにあります。
ヴィンテージデニムを意識した徹底的な再現度と品質へのこだわりは、国産ブランドの中でも群を抜います。
生地・糸・染め・縫製のすべてにおいて本格志向で、国内外のデニムマニアからも高く評価されています。
例えば、ダルチザン独自の濃紺デニム地は、一般的なジーンズがインディゴ染めを12回行うところ、倍の24回も染め重ねています。
このような徹底ぶりにより、穿き込んだときに現れるアタリやタテ落ちのグラデーションが美しいジーンズへと変化していく点も素晴らしいです。
Image Photo by STUDIO DARTISAN
もう一つの支持される理由は、遊び心あるブランディングです。
ダルチザンは「ブタ」がトレードマークで、革パッチや刺繍にコミカルなブタのデザインを採用するなどユーモアを忘れません。
高い品質とともに遊び心を忘れないアイテムを数多く展開しており、そのユニークさがファンの心を掴んでいます。
「西欧ハイブランド至上主義」の方からは、この遊び心が“ダサい”と思われがち。
しかし、遊び心があるのにクオリティはそれらのハイブランドを圧倒し、日本の伝統産業やコンテンツを取り入れるという、“一周回ってきた人向け”の誇り高いジーンズです。
日本の伝統産業とのコラボも必見
生地やディテールのクオリティや色落ちの美しさ、そして遊び心を持ったダルチザンですが、日本の伝統産業による染色や、旧式の織機を用いて製造したジーンズも必見です。
個人的には、これらのシリーズがとても好きです。
Image Photo by STUDIO DARTISAN
「染め」に関しては先述の正藍染めはもちろん、
- 奄美泥染
- 茜染
- 柿渋染
- 京黒紋付染
といった、廉価なブランドからハイブランドに至るまで、そうは見ない染め方をされたモデルが展開されています。
セルビッジデニム
また、紡績や織りの工程に関しては、
- 「G3」・・・豊田自動織機(車のトヨタグループにおける本流企業)が開発した力織機
- 「石川台」・・・1953年に石川製作所が製造したリング紡績機
などを用いたモデルが登場しています。
いずれも現在の製造工程では考えられない程にゆっくりと作るもので、綿糸を傷めにくく、現在の“普通のジーンズ”には生み出せない独特の表情が魅力です。
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ダルチザンの代表的なモデル&シリーズを紹介
次に、ダルチザンのジーンズにおける代表的なモデルを紹介します。
生地や染めの特徴やシルエットがモデルごとに異なるので、自分の好みや体型に合った一本を選ぶ参考にしてください。
SD-DO1
Image Photo by STUDIO DARTISAN
まずは、何と言ってもダルチザンを代表する「SD-DO1」。
1979年発売のファーストモデル「DO-1」を現代に復刻した記念モデルで、15オンスの天然藍染めセルビッジデニムを使用し、フレンチワークパンツのパターンを取り入れた太めストレートシルエットが特徴です。
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現在販売されているSD-DO1は、当時のオリジナル生地を研究して再現したものを使用しています。
また、徳島県産蓼正藍を手間暇かけて20回以上染め重ねて深い藍色に仕上げているのも見逃せません。
価格は他モデルより高めですが、藍染めならではの経年変化(鮮やかな青色への変化)が魅力で、コアなファン向けのスペシャルモデルと言えるでしょう。
ある程度のデニムを穿きこなしてきた方が、ダルチザンで迷ったらまずはDO-1を買ってください。
SD-101
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SD-101は、15オンスの未洗いセルビッジデニムを使ったレギュラーストレートモデルです。
ダルチザンの最も基本的なモデルと言える一本で、昔の貴重なシャトル織機で織り上げたインディゴ染めによるスタンダードモデルです。
股上は適度に深めで、太すぎず細すぎないストレートシルエットが特徴。
初めてのダルチザンにも選ばれやすい安心の一本で、スタイリッシュなモデルが好みだけれど、オーセンティックなジーンズが穿きたいという人にも◎。
SD-103
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SD-103は、同じく15オンスのセルビッジデニムにして、タイトストレートのモデルです。
SD-101よりも腿まわりから裾にかけてやや細身のシルエットで、世代や国境を問わず支持を集めるモデルとのこと。
細すぎないため、ブーツにもスニーカーにも合わせやすく汎用性が高いのが特徴。
20代からスリムなミドルエイジにもピッタリなモデルです。
ジャストフィットのテーラードジャケットにもよく合う便利な一本ですよ。
SD-107
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SD-107は、15オンス未洗いセルビッジデニムのスーパータイトストレートのモデル。
長年培ったヴィンテージ仕様を凝縮しつつ、現代的なスキニー寄りの細身シルエットに再構築した挑戦的なモデルです。
股上はやや浅めでヒップから裾までかなり細く、ダルチザンの生地で実現できる限界のスリムさと言われています。
ロックなスタイルにオーセンティックなデニムを取り入れたい人、言わずもがなシンプルに細身が好きな人向けです。
生地が硬いため、履き慣らすには根気が必要ですが、その分しっかり体に馴染んだ時の達成感も大きいモデルです。
SD-108
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SD-108は、腰回りに湯鷺池があるリラックス・テーパードのモデル。
SD-107の人気を受け、もう少し腰回りにゆとりを持たせつつ現代風のすっきりしたラインを追求したシルエットです。
前後の股上を107より長くしヒップと腿に適度な余裕を持たせつつ、膝下からしっかり細く絞ったテーパードラインが特徴。
ハイライズ&テーパードのため、腰周りの楽さとスタイルの良さを両立しており、中高年にも穿きやすいシルエットとして注目されています。
また、(ウエスト部分はベルトで対応するとして)スポーツなどで腿が発達している人にも穿きやすいシルエットだと思います。
G3レギュラーストレート【SD-901】
Image Photo by STUDIO DARTISAN
SD-901は、通称G3シリーズの一つで、14オンスセルビッジデニムのストレートモデルです。
生地に先述の「G3」と呼ばれる日本初の力織機(トヨタ製の旧式シャトル織機)を使用して織られた特別なデニムを採用しており、重度なムラ糸によるザラザラで毛羽立った質感が特徴です。
また、G3もシリーズ化されており、
- 【SD-901】・・・ストレート
- 【SD-903】・・・タイトストレート
- 【SD-908】・・・リラックステーパード
- 【SD-909】・・・ハイライズドテーパード
と、それぞれシルエット毎に品番が分かれています。
レプリカメーカーならではのリアルなアーカイブを、一から穿きこなしたい人にオススメです。
コラボレーションモデル
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先述の通り、さまざまなコラボジーンズも遊び心溢れるダルチザンの醍醐味。
代表例として、
- ポルコ・ロッソジーンズ
- ゴジラジーンズ
- 黒船ジーンズ
- 神魔大戦ジーンズ
- キン肉マンジーンズ
- ビリケンさんコラボジーンズ
といった「コンテンツ」とのコラボレーションが挙げられます。
モードよりも、日本のコンテンツとの遊び心を本気で作ったジーンズで商品化する。
ふざけているようで真面目、日本らしさを体現する面白い試みです。
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手持ちのダルチザンのジーンズを紹介
今回、ご紹介するのがダルチザンのスペシャルモデル「45th 日の出 阿波正藍ジーンズ」です。
その名の通り、ダルチザンの45周年を記念して発売されたジーンズのひとつですが、
- 表側(経糸)・・・徳島県産蓼正藍による藍染め
- 裏側(緯糸)・・・茜染め(日の丸も茜染めです)
を掛け合わせたカラーが特徴で、スタンダードなSD-101をベースに、スペシャルに仕上げたジーンズです。
定価も75,680円(税込)とスペシャルなプライスでしたが、ハイブランドの20万円するジーンズよりも遥かにモノは良いです。
ちなみに、この藍染め×茜染めはユニークなものと思われがちですが、これは「二藍(ふたあい)」という日本の伝統色です。
「紫=高貴な色」というのは聞いたことある方もいらっしゃると思いますが、藍染の青に紅花の赤を染め重ねた色は平安時代から貴族の服として用いられ、庶民には許されない禁色でした。
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遠目から見ると、縦落ち感がある紫のジーンズ(実物は公式の写真よりもう少し赤いです)。
赤み掛かった藍色が、あるようでなかった一本です。
この「二藍」を再現しようとしているジーンズは、稀にヨーロッパのハイブランドの中にもあります(した)が、ここまでの生地や染めのクオリティを追求したものは見たことがありません。
バックポケットのステッチは赤。
全体的にステッチも非常に細やかで丁寧です。
「紫」と聞くとコーデに困りそうですが、
- ベージュやボルドーのアウター/シューズと相性抜群
- トップスと靴を黒で締めても◎
- ここまであるようでなかった個性的なジーンズだと、なんなら白T×デニムでも超映える&カッコいい
です。
「紫と相性の良い色を選ぶ」「シンプルな組み合わせで存在感を引き立たせる」のどちらを選んでもサマになりますよ。
もちろん、赤耳のセルビッジデニムです。
セルビッジの中でも、太番手の糸を非常に低速&丁寧に織りあげることで、あえての糸むらとゴロっとした綺麗な綿糸に。
ロールアップすると茜染めが非常に映えます。
革パッチには「特別品質」とスタンプされ、45周年記念モデルであることが分かります。
ちなみに、このモデルを購入すると、ブタさんが阿波踊りしている手ぬぐい&トートバッグ(オンライン限定)が付属してきました。
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ダルチザンの疑問に、ファッションのプロが答える
ダルチザンに関してよくある疑問をまとめました。
ダルチザンのサイズ感は?
Image Photo by STUDIO DARTISAN
まず、ダルチザンのサイズ選びについて。
ダルチザンのジーンズは、多くのモデルに
- ノンウォッシュモデル
- ワンウォッシュモデル
の2つが展開されています。
まず、基本的にはワンウォッシュ(洗い済み)モデルは表記サイズ=実寸と考えて問題ありません。
例えば、公式サイズ表によれば、SD-101の「32インチ」モデルは洗濯後のウエスト実寸がおよそ82cmとなっており、これは一般的な32インチ(約81~83cm程度)とほぼ同等です。
「ワンウォッシュ」の場合、普段履いているジーンズのサイズと同じインチを選べばOKです。
一方、ノンウォッシュ(生デニム・未洗い)モデルの場合は、洗濯時に縮んでワンウォッシュとほぼ同じサイズになります。
例えば、ノンウォッシュの32インチは、購入時にウエストが86、7cmあります。
生地にも依りますが、これを洗うことで、ウエストで約1~2インチ(2~5cm程度)、レングス(股下丈)で約6~10cm前後縮ませて、ワンウォッシュの32インチと同じサイズ感になる、と考ればOKです。
つまり、ノンウォッシュとワンウォッシュで購入する表記サイズを変える必要はありません。
購入時は基本的に「表記サイズ=縮んだ後のサイズ」と考えて大丈夫です。
ダサいと言われているけれど、実際のところは?
インターネット上では「ダルチザンはダサい」という声があるのは事実です。
これに関しては、価値観は人それぞれなので「何をどう見てもダサい」という人に言う事はありません。
それは野暮ったく土臭いワークウェアが嫌いであったり、ジーンズそのものが嫌いであったり、西欧ブランド至上主義であったり。
ただ、私から申し上げたいのは、「ここまでオーセンティックなジーンズをダサいと思うなら、日本の伝統産業やジーンズに対するリスペクトに欠けている」ということでしょうか。
そして、少なくとも上からここまでお読みいただいた方の中で、ジーンズに興味がない方はいないでしょう。
実際に西欧のハイブランドで勤務していた私だから思う事かもしれませんが、ブランド料マシマシ中身は大したことないジーンズを有難がって、日本の「本物のジーンズ」に目を向けないのは勿体ないと思います。
初めてダルチザンを買うならどのモデルが良い?
初めてダルチザンを購入するなら、
- 定番中の定番である「SD-101」
- ややスリムストレートの「SD-103」
を挙げる人が多いです。
SD-101はオリジナル・ストレートで、アメカジやオーセンティックなデニムの世界に足を踏み入れたい人にピッタリです。
一方、SD-103はやや細身のストレートで、ファッション性を重視したい方や、普段細身のパンツに慣れている方はこちらがフィットするでしょう。
どちらも15オンスの生地でダルチザンらしい風合いと頑丈さがあり、合わせやすいです。
ある程度デニムを穿いてきた方はSD-DO1もオススメ。まずは自分の好きなシルエットで定番モデルを一本手に入れ、実際に穿き込んでみると良いですよ。
ダルチザンはどの年齢層に合う?
そして、ダルチザンの年齢層に関して。
これは結論、「デニムが好きなら歳なんて気にするな!」です。
とはいえ、そう言われも気になるという方に指針をお伝えすると、
20代におすすめの着こなし
20代の若い世代でも、ダルチザンのジーンズは十分おしゃれに穿きこなせます。
オーセンティックなデニムに挑戦しても良いと思いますが、多くの方はいわゆる“現代風のシルエット”を選ぶと気に入る場合が多いでしょう。
例えば、
- バランス型の「SD-103」
- さらに細身が好きなら「SD-107」のようなスーパータイトモデル
- ゆるめトレンドに沿うなら「SD-108」のリラックステーパードで抜け感を出す
といった選択がオススメです。
コーデ面では、トップスにはシンプルな無地Tシャツやパーカーを合わせ、足元はスニーカーで軽快にまとめると◎。
ヴィンテージ感の強いジーンズでも、上下をモノトーンやシンプルカラーでまとめれば都会的なストリートスタイルに仕上がります。
あるいは、あえてロールアップして、白ソックス+革靴で古着mix風にするのも流行です。
20代ならではの遊び心あるコーデで、ダルチザンをカジュアルに着崩してみましょう。
30代〜40代に合うスタイリング例
私のような30代〜40代になると、服装にも大人の落ち着きやこだわりを取り入れたいもの。
ダルチザンの上質なデニムはまさに最適で、この世代にはベーシックなストレートモデル(SD-101やSD-103)を中心に、シンプルかつ上品にまとめるコーディネートが◎。
例えば、
「SD-101」の濃紺ジーンズに白シャツとネイビーのブレザーを合わせれば、上質なカジュアルスタイルが完成します。
足元は茶色のレザーブーツやローファーで大人の渋さをプラス。
「SD-103」にレザージャケットを合わせてアメカジ王道スタイル。
ワークブーツと合わせつつ、オーセンティックなアイテムとスタイリッシュさを両立。
などなど。
30〜40代は体型変化も出てくる年代ですが、ダルチザンならレギュラーストレートからテーパードまで体型に合わせたシルエット選びが可能です。
質の良いデニムを履き込むことで生地感が変化していく様は、大人ならではのお洒落の楽しみではないでしょうか。
50代以上におすすめしたい理由
50代以上のアメカジブームをリアルタイムで感じていた世代の方にも当然、ダルチザンのジーンズはオススメです。
まず何より、長く穿ける丈夫さと飽きのこないデザインは歳を重ねた方の普段着にもぴったり。
若い頃に憧れたアメカジスタイルを、今改めて最高品質の国産デニムで楽しむという贅沢も味わえます。
50代以降のコーディネートでは、
「SD-101」のようなレギュラーシルエットをベースに、シンプルなカットソーや上質なニット、落ち着いたカラーのワークジャケットなどと合わせると渋い大人カジュアルが完成します。
体型的にお腹周りが気になる場合は、「SD-108」のリラックステーパードでウエストや腰回りにゆとりを持たせつつ裾はすっきりさせると全体が綺麗にまとまります。
穿き込んで色落ちしたジーンズは、人生経験を積んだ大人にこそ相応しい風格を与えてくれると思います。
「良いジーンズを育てているね」と一目置かれるのにふさわしい一本を提供してくれます。
ダルチザンのジーンズに関するケア方法
ダルチザンのジーンズをケアする際は、まず公式推奨の専用洗剤を使うのがオススメです。
ダルチザンの公式洗剤(液体)は、石けんを主原料に漂白剤や柔軟剤、蛍光増白剤といった成分を一切含まないため、デニム生地に優しく色落ちを抑えて汚れだけを落とすことができます。
環境にも肌にも優しいエコ仕様なので、愛用のデニムを傷めずクリーンに保てます。
Image Photo by STUDIO DARTISAN
洗濯の頻度については、色落ち具合の好みによって異なります。
色落ちをあまりさせず濃紺を保ちたい場合は、穿いた後にブラッシングしてホコリを払い、風通しの良い場所で陰干しするなどして極力洗濯回数を減らすと良いでしょう。
どうしても汚れや臭いが気になるときのみ、水温は低め(ぬるま湯以下)に設定し、裏返してネットに入れて洗います。
先述のデニム用洗剤か中性洗剤を使い、乾燥機は避けて日陰で吊り干ししてください。これにより必要最低限の色落ちで清潔さを保てます。
一方、色落ち(エイジング)を積極的に楽しみたい場合は、最初の数ヶ月~半年ほどほとんど洗わずに履き込み、生地にアタリ(ヒゲやハチノス)が出てから初洗いするという方法があります。
こうすることでコントラストの強いメリハリのある色落ちに仕上がり、ヴィンテージのような表情が得られます。
ただし、この間も汗や汚れは付着するので、風干しや臭いの管理はしましょう(日本は高温多湿なので・・・)。
初洗いの際はぬるま湯で漬け置き洗いをして糊を落とし、その後軽く洗剤洗いします。以降も数ヶ月おきに洗う程度に留めると良い味が出てきます。
要するに、「色を極力落とさず綺麗に保つ」か「色落ちを育てて味を出す」かでケア方法は変わります。
いずれの場合も共通して言えるのは直射日光と乾燥機を避けること、そして濃色のうちは他の洗濯物と分けて洗うことです(インディゴ染料が他の衣類に移る恐れがあります)。
基本を押さえておけば、あとは自分の理想の経年変化に合わせてお手入れしてみてください。
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終わりに|ステュディオ・ダ・ルチザンは日本最高峰のデニムブランド
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ステュディオ・ダ・ルチザンのジーンズは、日本が世界に誇るデニムです。
妥協なき職人技から生まれる確かすぎる品質、穿き込むほどに表情を変える生地の魅力、そして遊び心あるデザインや幅広いラインナップ。
「レプリカ=偽物」というイメージを抱いている方も多いかもしれませんが、中身は完全にオリジナル×日本らしさを追求したトップブランドです。
そして、ダルチザンは、日本に生き、日本に住む人にアイデンティティを提供してくれるブランドでもあります。
それは織りや染色といった服作りの工程しかり、思いもつかないコラボによるコンテンツにおける飛び道具であったり。
とにかく、凄い×面白いのコラボを真面目に、素晴らしいジーンズに昇華する姿勢が大好きです。
これからダルチザンのデニムを手に取ろうと考えている方は、ぜひ本記事の情報を参考に、自分にぴったりのモデルを選んでみてください。
シルエット選びやサイズ選びのポイントさえ押さえれば、きっと長く付き合える相棒のような一本が見つかるはずです。
おしまい!
(少しでもお役に立てられたなら、SNSに拡散していただけると嬉しいです!)
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