グランドセイコーから年差±20秒の超高精度ムーブメント搭載モデル「スプリングドライブ U.F.A.」が誕生

『グランドセイコー』は、年差±20秒という世界最高レベルの高精度を誇る新ムーブメント「キャリバー9RB2」を搭載した『スプリングドライブ U.F.A.（Ultra Fine Accuracy）』を発表しました。

2025年6月6日（金）より、限定モデルおよびレギュラーモデルの2種類が発売されます。

『スプリングドライブ U.F.A.』開発背景とコンセプト

機械式時計を超える精度への挑戦

グランドセイコーは1969年に機械式腕時計として月差±1分以内の高精度を実現した「グランドセイコー V.F.A.（Very Fine Adjusted）」を発表。

その後も機械式時計とクオーツ技術の融合を目指し、「スプリングドライブ」を開発。2004年に約72時間のパワーリザーブを備える実用性の高いムーブメント「キャリバー9R65」を完成させました。

今回はそれをさらに進化させ、年差±20秒という圧倒的な精度を達成したムーブメント「キャリバー9RB2」を開発しました。

新ムーブメント「キャリバー9RB2」の特長

新ムーブメント「キャリバー9RB2」は、3ヶ月間にわたる入念なエージングを経て安定させた水晶振動子を新設計のICとともに真空密封し、温度、湿度、静電気、光などの外的要因を最小限に抑えました。

また、温度補正機能とスプリングドライブ史上初となる緩急スイッチを搭載し、長期間の使用による精度のズレもアフターサービス時に補正可能です。

デザインへのこだわり

信州の自然を表現した美しいダイヤル

ダイヤルデザインは、グランドセイコーの製造拠点「信州 時の匠工房」の東に位置する諏訪・霧ヶ峰高原で見られる樹氷をイメージしたもの。

光の加減で表情を変える精緻な型打模様を施し、限定モデルは深みのあるブルー、レギュラーモデルは清々しいシルバーがかったブルーを採用しています。

グランドセイコー独自の研磨技術「ザラツ研磨」

ケースとブレスレットは、熟練した職人による「ザラツ研磨」が施され、歪みのない鏡面と際立つ稜線が美しい輝きを生み出しています。

レギュラーモデルのケースとブレスレットには、純チタンよりも明るく、ステンレススチールより約30％軽量な独自素材「ブライトチタン」を採用。

限定モデルには、プラチナ950が用いられています。

使い心地と機能性の追求

コンパクトな37mmケース

新ムーブメントを小型化・薄型化することにより、ケース径は37.0mmとキャリバー9R搭載モデルの中で最小サイズを実現。

薄型かつ低重心のケースは、装着感を高めています。

微調整が可能な新型中留

レギュラーモデルのブレスレットには、2mm単位で3段階の微調整が可能な新設計の中留を採用。

細かな調整が可能になり、装着時の快適性を一段と向上させています。

製品ラインナップと仕様詳細

限定モデル（SLGB001）

レギュラーモデル（SLGB003）

共通仕様

セイコーウオッチ株式会社について

セイコーウオッチ株式会社は、革新的な技術とデザインを追求し続ける日本を代表する時計メーカーです。

1960年の誕生以来、グランドセイコーは最高峰の腕時計を目指し、「正確さ」「見やすさ」「美しさ」を高い次元で実現しています。

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